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米国株、もみ合い ダウ小反落9ドル安、利益確定売りに押される

【NQNニューヨーク=大石祥代】10日の米株式相場はもみ合いだった。ダウ工業株30種平均は小幅ながら3営業日ぶりに反落し、前週末比9ドル53セント(0.1%)安の1万5238ドル59セントで終えた。前週末の相場が大幅上昇した反動で、利益確定売りがやや優勢だった。朝方は米国債格付け見通し引き上げを受けた買いが先行したが、その後は前週末終値を挟んだ一進一退が続いた。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米長期国債の格付け見通しを「弱含み(ネガティブ)」から「安定的」に引き上げた。財政悪化リスクの後退を理由に挙げた。格付け自体は上から2番目の「ダブルAプラス」に据え置いた。

取引開始直後の株式相場は好感したが「発表内容には特に新味がない」との受け止めも徐々に広がり、相場は伸び悩んだ。この日は注目度の高い米経済指標の発表がなく、投資家は売り買いともに動きにくかったという。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に3日続伸し、前週末比4.55ポイント(0.1%)高の3473.77で終えた。時価総額の大きい交流サイト(SNS)最大手のフェイスブック株が証券会社の投資判断を引き上げを受けて上昇した。

業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち5業種が下落。「一般消費財・サービス」「資本財・サービス」などが下げ、「電気通信サービス」「素材」などが上げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億株(速報値)、ナスダック市場は約14億9000万株(同)と少なめだった。

アナリストの投資判断引き下げを受けた住宅のレナーが売られた。投資週刊紙が株価に慎重な見方を示した電気自動車(EV)のテスラが安い。映画・娯楽のウォルト・ディズニーやホームセンターのホーム・デポが売りに押された。

この日始まった世界開発者会議(WWDC)で一連の新サービスや技術を発表したアップルは材料出尽くしとの見方から売られた。カナダの保険会社を約11億ドルで買収すると発表した保険のトラベラーズが小幅に下げた。

一方、5月の世界の既存店売上高が市場予想以上に伸びた外食のマクドナルドが買われた。地図アプリを提供する企業を買収すると伝わったインターネット検索のグーグルが上げた。医療保険のユナイテッドヘルス・グループや半導体のインテルが上昇した。

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