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米国株、ダウ続落21ドル安 FOMC後に利益確定 ナスダック高い

【NQNニューヨーク=川内資子】7月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3日続落し、前日比21ドル5セント(0.1%)安の1万5499ドル54セントで終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明がほぼ市場予想通りの内容だったとして、材料出尽くし感から目先の利益を確定する目的の売りがやや優勢となった。

米連邦準備理事会(FRB)は午後に発表したFOMC後の声明で、年前半の米景気について「緩やかなペースで拡大した」と総括。市場では前回の表現からやや下方修正したと受け止められた。さらに声明は国債などの証券購入策を終えた後も低金利を継続する必要性を「再確認した」と指摘。緩和的な金融政策の長期化を改めて示唆する内容だったが、市場ではおおむね想定内の内容だったとして、好感した買いは目立たなかった。

今週末にかけて7月の雇用統計など重要な経済指標の発表が控えており、ひとまず買い持ち高を整理する動きが出やすかったとの指摘があった。

朝方は良好な経済指標を好感してダウ平均が大幅高となる場面もあった。4~6月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率1.7%増と市場予想以上に伸びた。民間雇用関連サービス会社が発表した7月のADP全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)は前月比で市場予想以上に増えた。ただ午後のFRBの声明発表を控えて次第に上げ幅を縮めた。

ナスダック総合株価指数は続伸し、前日比9.90ポイント(0.3%)高の3626.37と2000年9月29日以来、約12年10カ月ぶりの高値で終えた。

業種別S&P500種株価指数は全10種のうち「電気通信サービス」や「公益事業」など6業種が下落。一方、「一般消費財・サービス」や「エネルギー」などが上げた。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約9億株(速報値)、ナスダック市場(同)は約18億7000万株だった。

減益決算を発表したバイオ医薬品のアムジェンが下落。小売大手のJCペニーは急落。「ノンバンク大手CITグループが、JCペニーに商品を納入する業者への融資を停止した」との報道が出て、事業の先行き不透明感が強まった。

交流サイト(SNS)のフェイスブックも下げた。朝方には昨年5月に新規上場した際の公開価格である38ドルを一時上回ったが、利益確定売りに押された。

一方、四半期決算が大幅増益となり、1株利益が市場予想を上回ったクレジットカードのマスターカードが上昇。決算発表と同時に2013年12月期通期の1株利益見通しを引き上げた医療保険のヒューマナも買われた。

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