西部ガス、北九州にLNG基地 14年稼働

2010/2/19付
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西部ガスは18日、液化天然ガス(LNG)の受け入れ基地を北九州市に建設すると発表した。投資額は700億円。2014年11月に稼働する。大型船が受け入れられるようになり調達先が多様化でき、最大2割の調達コスト低減が見込める。温暖化対策の進展に伴い、二酸化炭素(CO2)排出量の少ない都市ガスの大口需要が増えると見ており、大型投資に踏みきる。

建設予定地は北九州市若松区の響灘地区で面積は25万平方メートル。6月にも着工する。18万キロリットルのLNGタンク2基を設け、同社の年間使用量の大部分に当たる70万~80万トンのLNGを輸入する。LNG気化器など都市ガスへの加工設備も備える。同施設の稼働に伴い、北九州工場(北九州市)と福北工場(福岡市)は順次廃止する。

西部ガスはLNGの4割を九州電力と新日本製鉄が共同出資する北九州エル・エヌ・ジーから購入し、残り6割をマレーシアから小型LNG船(8000トン程度)を使って輸入している。受け入れ基地が稼働すれば大型船(6万~10万トン)で大量に安く輸入することができ、調達国の選択肢も増える。

田中優次社長は「大口の産業用分野の需要は伸びている。いまのうちに準備をしておけば大きなリターンが見込める」と話した。

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