米国株、ダウ7日ぶり反発 値ごろ感の買い、欧州株高が支え
【NQNニューヨーク=滝口朋史】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに反発し、前週末比135ドル10セント高の1万2504ドル48セント(速報値)で終えた。ギリシャ債務問題への警戒感がやや和らぎ、欧州の主要な株価指数が上昇。中国の温家宝首相が安定成長を重視する姿勢を示し、中国の景気減速懸念が後退したことも投資家心理を改善させた。ダウ平均は1日に付けた4年4カ月ぶりの高値から7%近く下げ、値ごろ感を意識した買いが幅広い銘柄に入った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反発し、同68.42ポイント高の2847.21(同)で終えた。「強い買い推奨」を確認したとのゴールドマン・サックスのリポートを受け、アップルが6%近く上昇。インターネット検索のグーグルやネット小売り最大手のアマゾン・ドット・コムも上げ、指数を押し上げた。上場2日目の交流サイト(SNS)世界最大手のフェイスブックは11%近く下げた。