米国株、大幅安で始まる ダウ一時250ドル安、格下げと欧州懸念で

2011/8/8付
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【NQNニューヨーク=川内資子】8日の米株式相場は大幅安で始まった。ダウ工業株30種平均は大幅反落し、午前9時35分現在、前週末比171ドル12セント安の1万1273ドル49セントで推移している。ダウ平均の下げ幅は250ドルに達する場面があった。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落で、同63.85ポイント安の2468.56で推移している。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が5日夜、米国債の格付けを「ダブルAプラス」に1段階引き下げた。金融市場の混乱につながるとの懸念から売りが優勢となっている。アジア、欧州の株式相場が軒並み下落し、投資家が運用リスクを避けて株を売る動きも出ている。

ダウ平均は取引開始直後に急落した後、約130ドル安まで下げ幅を縮めるなど不安定な値動きとなっている。

欧州中央銀行(ECB)は8日、世界の金融市場の負の連鎖を止めるためイタリアとスペインの国債の買い入れに乗り出した。米国債の格下げで市場心理が悪化していることもあり、世界的な景気懸念を誘う材料と受け止められているとの声がある。

個別株では、マクドナルドが小安く始まった。7月の世界の既存店売上高が前年同月比5.1%増となったと発表したものの相場全体の下げに押されている。四半期決算が市場予想を下回ったレンタカー大手ダラー・スリフティー・オートモーティブ・グループが下落。ダウ平均構成銘柄では米銀大手バンク・オブ・アメリカが急落。非鉄大手アルコア、建設機械大手キャタピラーも下げが目立つ。原油先物相場が大幅に下落しており、エクソンモービルなど石油関連株も売りが優勢だ。

一方、四半期決算で特別項目を除く1株利益が市場予想を上回った食肉大手のタイソン・フーズが上昇して始まった。

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