米国株、大幅反落で始まる ダウ132ドル安、EU首脳会議を警戒

2012/6/25付
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【NQNニューヨーク=大石祥代】25日の米株式相場は大幅反落で始まった。午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は前週末比132ドル97セント安の1万2507ドル81セント、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は同37.98ポイント安の2854.44で推移している。28~29日開催予定の欧州連合(EU)首脳会議で、欧州債務問題の克服に向けた取り組みが期待ほど進まないとの警戒感からアジア株や欧州株が軒並み下落。米市場でも世界経済の動向に業績が左右されやすいエネルギーや金融株を中心に売りが先行している。ダウ平均の下落幅はその後160ドルを超えた。

ギリシャのサマラス政権は23日、歳出削減の達成期限の2年間先送りなど緊縮財政の修正案を公表した。EU首脳会議で修正を要請する構えだが、財政規律を重視するドイツなどが反発する可能性がある。スペイン政府は25日、EUのユーロ圏諸国に同国銀行への支援を正式申請。ただ、具体的な支援要請額を示さなかったほか、支援に慎重な国も多いとされ、想定通り実行できるかどうか不透明感が強い。

個別銘柄ではチョコレート大手のハーシーが小幅安。長期の成長見通しを引き上げたが株価の反応は限られている。ダウ平均の構成銘柄では米銀大手のバンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースの下落が目立つ。ゼネラル・エレクトリック(GE)やマイクロソフトも安い。

半面、「コロナ」ビールを手掛けるメキシコのグルポ・モデロの経営権を取得する方向と米紙が伝えたビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブが堅調。ダウ構成銘柄で小売業最大手のウォルマート・ストアーズが唯一上昇している。

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