2019年9月16日(月)

日本サッカー世界への挑戦

フォローする

「手倉森ジャパン」、リオ五輪の成否は初戦にあり
サッカージャーナリスト 大住良之

(1/3ページ)
2016/4/22 6:30
保存
共有
印刷
その他

4月14日に行われたリオデジャネイロ五輪のサッカーの抽選会(マラカナン・スタジアム)で各国の組分けが決まった。日本はB組に入り、ナイジェリア、コロンビア、スウェーデンと対戦する。そしてこのグループを2位以内で突破すると、準々決勝ではA組(ブラジル、南アフリカ、イラク、デンマーク)の1位あるいは2位と対戦する。

日本は欧州、アフリカ大陸王者と同組

過去5大会の成績と今大会予選の成績(アジアサッカー連盟 U-23=23歳以下=選手権優勝)により、日本はブラジル、アルゼンチン、そして前回優勝のメキシコとともに「第1シード」に入った。これらの国と同組になるのを避けられたのはよかったが、だからといって楽になったわけではない。

B組は、アジア予選優勝の日本とともに、アフリカ予選優勝のナイジェリア、そして欧州予選優勝のスウェーデンと、「大陸チャンピオン」が3つもはいってしまった。「死の組」と言ってもいいほどなのだ。

ナイジェリアは出場7回目。アフリカ勢で最多記録であるとともに、1996年(アトランタ)に金メダル、2008年(北京)には銀メダルを獲得している。日本はこの両大会で同グループとなり、1996年には0-2、2008年には1-2(日本の得点は豊田陽平)といずれも敗れている。圧倒的なフィジカルに高い技術を加え、今回も優勝を争う力をもっている。

アフリカ予選ではチュニジアのスファクス所属のFWアジャイーとポルトガル2部のフェイレンセ所属のFWオゲネカロが攻撃をリードし、準決勝でセネガルに1-0、決勝ではアルジェリアを2-1で下した。

スウェーデンは出場10回目。第2次世界大戦直後の1948年(ロンドン)で金メダルを獲得したが、92年(バルセロナ)以来24年ぶりの出場となる。日本は36年(ベルリン)の1回戦でこのスウェーデンと当たり、前半の0-2から後半に3点を連取して大逆転勝利を収めた(得点は川本泰三、右近徳太郎、松永行)。「ベルリンの奇跡」と呼ばれる歴史的な試合だ。

スウェーデンは堅守からカウンター

欧州予選では初戦でイタリアに2-1で勝ったことが大きくものをいった。イングランドに0-1で敗れ、ポルトガルにも0-1でリードされて苦しんだが、89分に同点とし、2位で準決勝に進んだ。準決勝では堅守からカウンターというスタイルを生かしてデンマークに4-1の勝利。決勝戦では再びポルトガルと対戦し、粘り強い守備で0-0からPK戦(4-3)で優勝を飾った。エースはA代表でも活躍するFWテリン(フランスのボルドー所属)。

そしてコロンビアは出場5回目。スウェーデンと同様、92年(バルセロナ)以来24年ぶりの出場である。2014年ワールドカップでの対戦(1-4)は記憶に新しいが、オリンピックでの日本との対戦は初めてのこととなる。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

サッカーコラム

関連キーワード

電子版トップスポーツトップ

日本サッカー世界への挑戦 一覧

フォローする
日本代表では冨安(左)ら若い世代が急速に台頭し、今回が欧州クラブ所属選手として初めてのW杯予選という者も多い=共同共同

 サッカーの2018~19年シーズン、欧州のトップリーグで最も安定してハイレベルのプレーを見せたのは、ドイツのアイントラハト・フランクフルトに所属する長谷部誠だった。

 このシーズン中に34歳から35歳 …続き (9/5)

 浦和は蔚山に勝利しACLで8強入り。2年ぶりの優勝を目指す=共同共同

 猛烈な暑さもようやくピークを過ぎたばかりだが、サッカーでは「カップ戦の秋」と呼ぶべき季節がスタートする。
 「カップ」と言えば「ワールドカップ」。2022年カタール大会に向けてのアジア2次予選。日本は …続き (8/22)

 鹿島の安部裕葵はスペイン1部のバルセロナへ=共同共同

 ことしの夏は、Jリーグ1部(J1)でも例年にない、選手の「大移動」があった。「期限付き移籍」を含め、若手を中心に欧州への移籍が10人を超し、8月5日現在でJ1からJ1への移籍も17人を数えた。
 国際 …続き (8/8)

ハイライト・スポーツ

[PR]

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。