2019年9月24日(火)

会社説明会「満員」に抜け道あり

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2016/4/21 6:40
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 リクルート、ライフネット生命などの人事責任者として20年以上、累計で2万人を超える就活生を面接してきた「プロ人事」、曽和利光さん。「学生は、根拠のない思い込みで失敗している」という曽和さんが、面接官の本音を語ります。第9回は「会社説明会『満員』に抜け道あり」です。

曽和利光(そわ・としみつ) 1971年生まれ。 京都大学教育学部卒。リクルート人事部ゼネラルマネージャー、ライフネット生命総務部長などを経て2011年、主に新卒採用を対象にしたコンサルタント事業の人材研究所を設立。著書に『就活「後ろ倒し」の衝撃』(東洋経済新報社)、「『できる人事』と『ダメ人事』の習慣」(明日香出版社)などがある。

曽和利光(そわ・としみつ) 1971年生まれ。 京都大学教育学部卒。リクルート人事部ゼネラルマネージャー、ライフネット生命総務部長などを経て2011年、主に新卒採用を対象にしたコンサルタント事業の人材研究所を設立。著書に『就活「後ろ倒し」の衝撃』(東洋経済新報社)、「『できる人事』と『ダメ人事』の習慣」(明日香出版社)などがある。

今年の就活は前年よりも短期決戦なので、経団連加盟企業の会社説明会が解禁となった3月からは、学生も企業側も異常なほどの忙しさになっていますね。学生は説明会に参加する日程もぎっしり詰めて、さぞや密度の濃い毎日だと思いますが、そこで参加の予約がとれないという悩みも聞きます。予約受け付けのウェブサイトで「満員」と表示されたら、もうあきらめるしかないと思っていませんか。実は「満員」といわれても参加する方法はあります。

■無断欠席多く空席残る

まず企業側の現状からお話ししましょう。全国の企業の採用担当者が、ほぼ例外なく困っていることが1つあります。何だかわかりますか? 説明会を無断欠席する学生が異様なまでに多いんですよ。有名企業の会場でも、何と2~3割は空席が残っているのが当たり前です。

担当者にとっては、学生の出席が少なければ、登壇してもらう幹部にも申し訳が立ちませんよね。「きょうは社長を呼んでいるのに、集まりが悪いぞ」なんて冷や汗を流している姿が目に浮かびます。そこで、100人規模の会場だとすれば、200人は予約を受け付けるようにするわけです。それでもふたを開けてみれば、出席は70人そこそこだった、なんてことが相次いでいます。会場があふれかえったなどという話は、ついぞ聞いたことがありません。

これは冗談半分の話ですが、担当者同士の内輪では「無断欠席者のブラックリストを共有したいよね」なんて愚痴が飛び出ることさえありますよ。それほどまでに企業側は悩んでいます。パソコンやスマートフォンで簡単に予約できるので、無断欠席にも抵抗が少ないのかもしれませんが、せめてキャンセルの連絡ぐらいは入れたほうがいいでしょうね。ともかく、結局参加しないのに気軽に予約する学生が多いおかげで、本当に参加したい学生の枠が埋まってしまうこともままあるのが実情です。「学生の敵は学生」とでもいったらいいのでしょうか。

■飛び込み参加は歓迎

さて、そうなるともう答えは簡単ですよね。参加したい説明会が「満員」で申し込めなかったときにどうするか。そこで「やっぱり満席か」とあきらめてしまう学生がほとんどのようですが、とにかく飛び込みで行ってしまえばよいのです。予約サイトで日時や場所はわかるわけですからね。超人気の企業の場合、飛び込みの学生がキャンセル待ちのように列をつくることもたまにあるでしょうが、入場できないことはほとんどないはずです。

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