2年で企業価値4200億円 米スラックが爆速成長

2016/4/7 6:30
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VentureBeat

企業向けチャット「スラック」を手掛ける米スラック・テクノロジーズは1日、増資で2億ドルを調達し、評価額が38億ドル(約4200億円)になったと発表した。同社の広報担当者はベンチャービートに対し、これまでの資金調達額が計5億4000万ドルに上ったことを電子メールで明らかにした。

今回の増資を主導したのは米ベンチャーキャピタル(VC)のスライブ・キャピタル。コムキャスト・ベンチャーズやアクセル・パートナーズ、GGVキャピタル、インデックス・ベンチャーズ、ソーシャル・キャピタル、スパーク・グロースなども参加した。

スラックの本社はサンフランシスコにある

スラックの本社はサンフランシスコにある

■2年間で多くの大組織に浸透

この数週間スラックの増資を巡る報道が相次いだが、これで正式に確認された。

スラックは約1年前に実施した前回の増資では1億6000万ドルを調達しており、その時点での評価額は28億ドルだった。

サンフランシスコに拠点を置くスラックによると、現在の1日当たりのアクティブユーザーは270万人(2月の230万人から増加)で有料ユーザーは80万人、従業員は430人だ。顧客には米地域通信大手のセンチュリーリンク、米メディア大手のCBSやダウ・ジョーンズ、米連邦航空局(FAA)、ハーバード大学、韓国サムスン電子、そして米国務省などが名を連ねる。

2014年に創業したこのスタートアップ企業は1月に検索・学習・知能部門を新設。一方、ウィンドウ下部にあるテキストボックスのコマンドを使って利用できるチャットボット(チャットアカウント)形式の、多くのツールを集約したプラットフォームを構築している。スラック向けボットを開発するために、オープンソースのフレームワーク「ボットキット」に対応している。

ボット開発市場には、米マイクロソフトも先月末に「ボットフレームワーク」や「ボットビルダー・ソフトウエア開発キット(SDK)」、傘下のインターネット通話サービス「スカイプ」向けのボットを発表して参入した。

スラックと競合する企業向けチャットには、マイクロソフトの「ヤマー」や米ヴイエムウェアの「ソーシャルキャスト」、豪アトラシアンの「ヒップチャット」などがある。

By Jordan Novet

(最新テクノロジーを扱う米国のオンラインメディア「ベンチャービート」から転載)

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