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明と暗、二極化するハワイのゴルフコース
おやじのハワイ・ゴルフ合宿(3)

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2016/4/3 6:30
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華やかなイメージがある楽園・ハワイのゴルフ事情だが、ここにきて明暗が分かれているという。

かつて、カウアイ島プリンスビル・リゾートには2つのゴルフ場があった。マカイコースとプリンスコースである。しかし、2014年いっぱいでプリンスコースはその歴史を閉じた。

鮮やかな緑のフェアウエー、白い砂が自然とマッチした景観は息をのむほど美しい(2番)=マカイコース提供

鮮やかな緑のフェアウエー、白い砂が自然とマッチした景観は息をのむほど美しい(2番)=マカイコース提供

プリンスコースは難易度が高く、プリンスビル・リゾートで3回ゴルフをするとしたら、「マカイコースが2回、プリンスコースが1回」という割合の人が多かった」とマカイコースのゼネラルマネジャー(GM)、アレックス・中島さんは振り返る。結果として赤字が続いたプリンスコースのオーナーは数年前、周辺の土地(約1100エーカー)を合わせ、3億4000万ドル(現在のレートで約388億)でハワイのデベロッパーと中国系の投資家グループに売却したと「ゴルフアドバイザー」というウェブサイトが報じている。

そのとき、マカイコースのようにリニューアルして、さらにプライベートコースとしてオープンする計画があったそうだが、今なおコースは野ざらし。一部は芝を刈り、水もまいてきれいに保っているものの、見えないところはまるで手が入っていない。買収の背景にはコースの周辺を開発し、土地、建物を販売。それを売るためにゴルフ場という付加価値を付けるという思惑があったようだが、整地すらする前に資金が底をついたか。

このことは、華やかに見えて実は難しいハワイのゴルフ場経営の一端を映し出している。中島さんによれば「ハワイのゴルフ場は二極化している」という。経営が安定しているところと、そうでないところ。明暗が分かれているようだ。

それは例えば、コース状態を見ればよくわかる。フェアウエーだけならまだしも、花道やグリーンにも草が生え、芝もところどころはげているとなると、おのずとそのコースの苦しい経営状態が透けてしまう。なぜなら本来、コンディションはゴルフ場の生命線。しかし、そこをおろそかにしなければならないほど、経費削減を迫られているということになるからだ。プリンスコースも売却前、維持費がかさみ、経営が苦しくなっていった。名門といわれるところでさえ、そうして時代の波にのまれてしまう。

コンディションが悪くなればゴルファーの足は遠のく。安くしてゴルファーの数を増やそうにも、ハワイの場合は人口と観光客の数が限られ、そもそもパイが少ないためそういうロジックが成り立たない。

今、ゴルフ場として成立しているのは、例えばホテルのアメニティとなっているところ。ゴルフコース自体が赤字でも、ホテルの方で黒字ならば維持費が不足することはない。後は、プリンスコースが目指しているような不動産を売るためのコースではなく、純粋なプライベートコース。メンバーの数に応じて、月々決まったお金が入ってくるので計算が立つ。

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