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オープン戦首位でリーグV 阪神優勝なら4年連続

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2016/3/29 6:30
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オープン戦を首位で終えた阪神の評判がいい。開幕前の成績は当てにならないとはいうものの、ここ3年はオープン戦首位チームが連続してリーグ優勝を果たしている。阪神がこの勢いで11年ぶりの栄冠に突き進めるのかどうか、春に打ちまくった選手は活躍できるのかなど、データを少し調べてみた。

金本監督(中央)率いる阪神。オープン戦首位のこの勢いで11年ぶりの栄冠に突き進めるか=共同

金本監督(中央)率いる阪神。オープン戦首位のこの勢いで11年ぶりの栄冠に突き進めるか=共同

オープン戦成績がシーズンに反映

2000年以降、オープン戦の成績が12球団トップでなくても両リーグ1位だった球団が公式戦では何位になったかを示したのが表1。のべ32チームのうち10回優勝している。なかでもパは最近5年で4回で優勝。セも最近3年間で2回優勝している。昨季のDeNAも終盤息切れしたものの、前半戦は首位で折り返した。

優勝に名前を並べる巨人もソフトバンクも巨大ともいえる戦力を持つチーム。前哨戦で良ければ勝って当たり前という見方もあるが、最近はオープン戦の力がシーズンに反映しているとも解釈できる。ただ、阪神はリーグ1位に立った3回とも公式戦は4位。この点ではオープン戦首位も吉兆ではないかもしれない。

(表1)最近のオープン戦順位と年度順位
年度セ1位年度
順位
パ1位年度
順位
2000中日2位オリックス4位
01ヤクルト優勝ダイエー2位
02阪神4位ダイエー2位
03中日2位ダイエー優勝
04阪神4位日本ハム3位
05横浜3位オリックス4位
06中日優勝西武2位
07ヤクルト6位西武5位
08中日3位西武優勝
09ヤクルト3位ソフトバンク3位
10巨人3位日本ハム4位
11阪神4位ソフトバンク優勝
12ヤクルト3位日本ハム優勝
13巨人優勝ソフトバンク4位
14巨人優勝ソフトバンク優勝
15DeNA6位ソフトバンク優勝
16阪神?ロッテ?

(表2)オープン戦下位成績と年度順位
年度
最下位
年度
順位

最下位
年度
順位
2000広島5位日本ハム3位
01阪神6位近鉄優勝
02中日3位オリックス6位
03ヤクルト3位オリックス6位
04横浜6位西武優勝
05広島6位日本ハム5位
06ヤクルト3位オリックス5位
07中日2位オリックス6位
横浜4位
08巨人優勝オリックス2位
09阪神4位西武4位
10横浜6位ロッテ3位
11横浜6位ロッテ6位
12阪神5位西武2位
13中日4位オリックス5位
14ヤクルト6位オリックス2位
15広島4位日本ハム2位
16中日?オリックス?
DeNA?

オープン戦終了時点での各リーグの最下位球団がどうだったかを示したのが表2(07年は中日と横浜の勝率が同じで、両チームともリーグ最下位だった。16年の中日、DeNAも同率でリーグ最下位)。さすがに優勝は3回だけで、Aクラス入りも優勝を含めて13回。こちらははっきり苦戦といえそうだ。横浜(現DeNA)は単独6位だった年はいずれも最下位。中日と並んでオープン戦がリーグ5位タイだった07年は4位と成績がほぼそのままペナントレースに表れている。

(表3)今季のオープン戦順位
順位球団勝率打率

1阪神735.700 .2771.93
2ロッテ943.692 .2822.74
3ソフトバンク843.667 .2371.91
4楽天951.643 .2732.96
5西武852.615 .2662.80
6広島862.571 .2542.62
7巨人991.500 .2222.89
8日本ハム780.467 .2553.48
9ヤクルト6121.333 .2564.53
10DeNA492.308 .2662.17
オリックス493.308 .2544.08
中日493.308 .2133.55

そこで、今季の順位(表3)を見ると、阪神の充実ぶりが分かる。チーム打率、防御率ともリーグ1位。弱いチームや新任監督は勝ち癖をつけるために、非公式戦でも勝ちにいく作戦をとることがあるが、金本新監督は戦力を鍛え若手を育てる本道の采配でこの成績。メッセンジャー、藤浪、能見の投手陣は特に安定している。新しい抑えのマテオも使えそうだから、阪神ファンの期待が高まりそう。

ソフトバンクの安定感は抜群

3連覇を目指すソフトバンクは公式戦開幕ではちょっとつまずいたが、12球団トップとオープン戦での投手陣の安定感は抜群である。ロッテにオープン戦のリーグ首位は譲ったものの、今年も優勝候補筆頭である。ちょっと心配なのが昨季優勝のヤクルト。負け数が勝ちの倍で防御率が12球団最低。抑えのバーネットの穴は新外国人投手である程度埋められているが、先発投手の数が相変わらず足りない。

10位タイの中で注目はDeNA。大きく負け越しているが、チーム打率、チーム防御率ともリーグ2位。41得点、35失点と得失点差もプラス。かみ合えば相当な力を発揮する台風の目になるかもしれない。ちょっと心配なのがオリックスと中日。オリックスは昨季よかった投手陣が不安定。フル回転した中継ぎ陣に疲れがみられ、抑えも新外国人投手、コーディエが不安定だ。中日はオープン戦でもチーム打率が12球団最低。新外国人の4番ビシエドが公式戦で3試合連続本塁打と気を吐いているが、全体的な底上げができていない。

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