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米大手小売り、MS「ホロレンズ」でキッチン販売

VentureBeat

米マイクロソフトは18日、頭部に装着して3次元(3D)映像を現実に重ねて見せる「拡張現実(AR)」端末「ホロレンズ」での新たな提携を発表した。米ホームセンター大手のロウズはシアトル地域――つまり、ワシントン州レッドモンドにあるマイクロソフト本社から車で行ける距離――にある一部店舗でホロレンズを導入し、買い物客がホログラムを使ってキッチンをカスタマイズできるようにする。

キッチンの様々なオプションを体験

マイクロソフトのホロレンズ担当ゼネラルマネジャー、スコット・エリクソン氏は同社のブログで「ロウズはホロレンズを使い、キッチンのキャビネットやカウンター、家電、バックスプラッシュ(シンクの奥の汚れを防止する壁)などの機能の様々な設計オプションを視覚的に豊かで双方向のやり方で示す」と表明。「ロウズの顧客はホログラムによる全く新しいキッチンの映像を体験し、仕上げやオプションをすぐに見直し、設計をオンラインで簡単に共有できるようになる」と説明した。

エリクソン氏によると、ロウズはシアトルで試した後、ノースカロライナ州ローリーの店舗でもホロレンズを取り入れる。

今回の提携が興味深いのは、一般の人々にホロレンズを扱わせることになるからだ。マイクロソフトはこれまで、医学生が医療処置を学ぶのを支援するために米ケースウエスタンリザーブ大学やクリーブランドクリニックと提携する方針を表明。米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士にもホロレンズを使う機会を提供した。さらに、米設計ソフト大手オートデスクとも3Dの製品設計の分野で提携している。こうした経緯から、ホロレンズは職場での工業デザイナー向けツールとなる可能性があった。

自宅にいながら新しい家具を試すことも

だが、ロウズでは誰もが買い物できる。

しかも、これは拡張現実がいかに小売店向きかという素晴らしい実例になるはずだ。仮想現実(VR)は現実の世界から離れるが、ホロレンズが提供するような拡張現実の技術は目の前の光景に(映像を)加えることができる。これはリフォームを検討する際に自宅でも役に立つかもしれない。

エリクソン氏は「実際のオプションと比べた寸法や大きさを正確に判断するために、居間でテープや段ボールを新しい家具の形に合わせて貼るのと同様に、ホログラムを使ってより高品質で変更しやすい代替手段を想像してほしい」と強調。「今のキッチンのスペースでの特注キッチンや、自宅にいながらにして真新しい食卓セットのオプションをチェックしている光景を想像してほしい」と述べた。

開発者はホロレンズの開発版を3000ドルで予約できる。

By Jordan Novet

(最新テクノロジーを扱う米国のオンラインメディア「ベンチャービート」から転載)

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