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試される日本代表の「成長力」 いでよ野心ある若手
サッカージャーナリスト 大住良之

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2016/3/23 6:30
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バヒド・ハリルホジッチ監督率いるサッカーの日本代表が4カ月ぶりにピッチに戻ってくる。24日のアフガニスタン戦と29日のシリア戦。2018年に行われるワールドカップ(W杯)ロシア大会のアジア2次予選での最後の2試合。いずれもホームゲームで、埼玉スタジアムが舞台となる。

日本は2次予選の最後の2連戦をホームで戦う。コンディション面で圧倒的に優位なだけに連勝で締めくくりたい=共同

日本は2次予選の最後の2連戦をホームで戦う。コンディション面で圧倒的に優位なだけに連勝で締めくくりたい=共同

最終予選に向け、連勝で首位確保を

シリア、シンガポール、アフガニスタン、カンボジアの4チームと組み、昨年の6月にスタートした2次予選。シンガポールとホームで0-0の引き分けというショッキングなスタートだったが、その後はカンボジアに3-0(ホーム)、アフガニスタンに6-0(アウェー)、シリアに3-0(アウェー)、シンガポールに3-0(アウェー)、カンボジアに2-0(アウェー)と5連勝。勝ち点16、無失点で首位に立っている。

現時点で日本に追いつく可能性をもっているのは2位シリア(5勝1敗、勝ち点15)だけ。シリアは24日にホーム(オマーンのマスカット)でカンボジアと戦ってから日本に向かう。コンディション面でも圧倒的に優位な日本だけに、連勝で2次予選を締めくくり、首位を確保して9月にスタートする最終予選(3次予選)に臨みたいところだ。

最終予選には12チームが進出、6チームずつ2組に分かれてホームアンドアウェーでそれぞれのチームが10試合を戦う。両組の上位2チームがストレートに出場権を獲得、3位同士で「4次予選」を戦い、勝者が北中米カリブ海地域の4位チームとのプレーオフに臨む。

最終予選に進出する12チームの約半数、6チーム程度が中東勢になると予想される。4月から10月は中東では気温が35度から40度の「酷暑」の時期。その時期の試合が全10節のうち半分以上を占め、厳しいコンディション下の試合が多くなることを覚悟しなければならない。

最終予選進出の半数程度は中東勢と予想される。現地は酷暑の時期で。厳しい試合となりそうだ=共同

最終予選進出の半数程度は中東勢と予想される。現地は酷暑の時期で。厳しい試合となりそうだ=共同

監督の意識、「第2段階のスタート」か

今月の2試合が終わると、6月には5年ぶりの「キリンカップ」が愛知・豊田と大阪で開催され、日本代表はボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、デンマークというヨーロッパの3チームを迎え撃つ。この大会が終わると次に代表を招集できるのは9月1日の最終予選初戦直前になるだけに、これも重要な戦いだ。

今月の2試合は、「2次予選の最後の2試合」だが、ハリルホジッチ監督は「第2段階のスタート」ととらえているようだ。

14年に就任したハビエル・アギーレ監督解任の後を受けて15年3月にスタートした「ハリルホジッチ・ジャパン」。1年目はこれまで日本のサッカーとは縁のなかったハリルホジッチ監督が「日本選手を知る」ことに費やされた。2年目はW杯のアジア最終予選という「正念場」を迎え、攻守両面でチーム力を伸ばして予選を勝ち抜くと同時に、18年のロシアW杯で上位進出を狙うチームを準備したいというところだろう。

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