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大リーグ、日本選手所属チームの今季を展望
スポーツライター 杉浦大介

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2016/2/22 6:30
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レンジャーズ

昨季は多くの故障者に見舞われながら、後半戦の追い上げで12年以来のプレーオフ進出を果たした。打棒が復活したプリンス・フィルダー、秋信守、シーズン中にトレードで加入したコール・ハメルズをはじめ、昨年の快進撃に貢献した主力の大半が今季も残留。再びのプレーオフ争いは有望だろう。

投手陣からヨバニ・ガヤルド(オリオールズに移籍)が抜けたのは痛いが、代わりに右肘の靱帯修復手術からのリハビリを進めるダルビッシュ有が6月ころには復帰予定。また、ブルペンには昨季途中に獲得したサム・ダイソン、ジェイク・ディークマンに加え、日本球界出身のトニー・バーネット、元クローザーのトム・ウィルヘルムセンを獲得した。故障上がりの選手が多い先発陣を支えるために、リリーフ陣の駒を増やしているのは理にかなった動きといえる。

一方、ジョシュ・ハミルトンが膝のケガに悩まされていると伝えられ、左翼のポジションに大きな不安材料がある。それでも全体にバランスのとれたロースターであり、スポーツ専門誌スポーツ・イラストレーテッドはキャンプ開始前にレンジャーズを全30チームのうち7位と高評価。その予想通りチームが実力を発揮すれば、ダルビッシュの姿をプレーオフのマウンドで見られるかもしれない。

マリナーズ

76勝86敗で地区4位と再び期待に応えられなかった昨季を経て、新たに就任したジェリー・ディポト・ゼネラルマネジャーはオフに積極的に動いた。

アダム・リンド、青木宣親、クリス・イアネッタ、レオニス・マーティンと4人の野手を獲得して打線をテコ入れ。ホアキン・ベノア、スティーブ・シシェックというリリーフ投手も加えて、ブルペンの陣容は大きく変わった。

先発投手陣も、ドジャースとの新契約が破談になった岩隈久志と再契約したうえ、過去4年で2桁勝利3度のウェイド・マイリーをトレードで獲得。昨季終了以降に17人の選手を獲得したマリナーズは「オフに最も忙しかったチーム」と呼ばれた。

もっとも、いわゆる「目玉」と呼べる新戦力は不在で、どれだけ戦力強化できたかについて疑問を呈する関係者も少なくない。

ただア・リーグ西地区は必ずしも高いレベルにあるとはいえないだけに、フェリックス・ヘルナンデス、岩隈、タイフアン・ウォーカーの3本柱が安定すれば、実に01年以来の地区制覇も可能だろう。

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