人手不足のスーパー、70歳代シニアが救う
USMH・マルエツ社長、上田真氏に聞く
[有料会員限定]
人手不足でパートタイマーやアルバイトに頼るスーパー各社は採用難にあえぐ。東京五輪を控えるなど今後も争奪戦は厳しさを増しそうだ。マルエツ社長と、同社など首都圏の大手スーパー3社を傘下に持つユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)社長を兼務する上田真氏に対策を聞いた。
マルエツでは時給20円増
「採用状況は2年半ほど前から厳しい。アベノミクス効果で働く機会が増えているからだろう。スーパーなどの小売りは外食に次いでパートの採用数が多く、人手不足感が強い。採用や定着のために時給も上げている。私が社長を兼任するマルエツでは20円強上がり、億単位のコスト増要因となった。ただ、2年連続のベアや時給増で首都圏の消費は活況になっている面もある。商売する環境としては悪くない」
昨今の人不足はバブル期の後半...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1815文字
関連企業・業界
企業: