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18歳の大器・大坂、テニス世界女王へ第一歩

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2016/1/29 6:30
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メルボルンで開催中のテニスの全豪オープンで、予選上がりの女子選手が大会前半の話題をさらった。世界ランキング127位の18歳、大坂なおみ。四大大会初出場ながら、男子選手にも引けを取らない速さのサーブを武器に3回戦まで進み、海外の解説者らを「将来、必ず世界のトップ10に入る」と驚かせた。母親が日本人、父親はハイチ系米国人で日米両国籍を持つホープ。目指すは「世界ランキング1位」と「四大大会を何度も勝つこと」だ。

全豪オープンでは四大大会初出場ながら3回戦まで進んだ=共同

全豪オープンでは四大大会初出場ながら3回戦まで進んだ=共同

サーブスピードは世界トップクラス

19日の1回戦でドナ・ベキッチ(クロアチア)を6-3、6-2で破り、21日の2回戦は世界ランク21位で第18シードのエリーナ・スビトリナ(ウクライナ)に6-4、6-4で勝つ殊勲。3回戦で2012、13年全豪覇者のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に完敗したものの、初出場とは思えぬ堂々たる戦いぶりが光った。

とりわけ見る者の度肝を抜いたのがサーブで、1回戦で最速195キロを記録。女子プロテニス協会(WTA)がまとめた昨年のツアー全体のランキングでは9位タイの2選手が197.9キロだったから、サーブのスピードに関しては既にワールドクラスといえる。

180センチの長身。ただし、プレースタイルはパワー一辺倒というわけではない。ミスをしないことを心掛け、時に緩く、深いボールを丁寧にコートに入れる。ラリーの中で甘い球がくれば、ここぞとばかりに強打を放ってポイントを奪う。3回戦で大坂を下したアザレンカは「正直、驚かされた。強打(ばかり)がくるかと思ったら、違った。慣れるのに少し時間が必要だった」。

「学習能力高い」とコーチが太鼓判

予選では強打が多かったが、本戦では相手ごとに作戦をやや変えてきた。ベキッチの強打にミスが多いと分かると、つなぐ球を多用、スビトリナは相手の力を利用するタイプと見極めると、緩い球でミスを誘った。吉川真司ナショナルチーム女子担当コーチは「大坂は経験から学習する能力が高い。大会を勝ち抜く中でも(いろいろなことを)吸収して、成長していける。予選から何試合もしてきた全豪はその典型」と話す。

まだコートの中央に球が集まる傾向がある。女子トップ級の展開力を持つアザレンカに、そのすきを突かれてしまった。2週間にわたって試合をして、腹筋を痛めた状態で力を出し切れなかったが、「負けた方が学ぶことも多かったと思う」と話した。

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