歴史的建築物と200m級超高層並立へ 東京駅東エリア
東京大改造マップ2016-2020(4)

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2016/2/4 6:30
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日経アーキテクチュア
2020年の東京五輪・パラリンピックという世界的イベントの開催を控え、変貌を遂げる首都・東京。大規模開発が各所で進行中だが、特に活発なのが東京駅近辺だ。今回は、東京駅東側の「日本橋・八重洲・京橋」地区の大規模再開発の現状をお伝えする。

東京駅の東側に広がる「日八京(日本橋・八重洲・京橋)」と呼ばれるエリアでは、西側の「大丸有(大手町・丸の内・有楽町)」エリアの大改造に迫る勢いで、大規模再開発の計画が次々に発表されている。

老舗の店舗が数多く残る日本橋の注目は、日本橋2~3丁目の大規模再開発だ(図1~図3)。日本橋2丁目地区再開発は、重要文化財である高島屋日本橋店を保存し、余剰容積の活用で東側のA街区と北側のC街区に超高層オフィスを建設するというもの。完成は2018年の予定だ。

その北側の日本橋2丁目地区北地区では、オフィスや店舗が入る高さ約180mの「東京日本橋タワー」が2015年4月に竣工した。全体の竣工は2017年を目指している。

図1 日本橋2丁目地区北地区では東京日本橋タワー(写真左)がまず竣工。隣接する場所では日本橋2丁目地区再開発C街区(写真中央)の工事が進んでいる。写真右は重要文化財の高島屋日本橋店(写真:日経アーキテクチュア)

図1 日本橋2丁目地区北地区では東京日本橋タワー(写真左)がまず竣工。隣接する場所では日本橋2丁目地区再開発C街区(写真中央)の工事が進んでいる。写真右は重要文化財の高島屋日本橋店(写真:日経アーキテクチュア)

図2 日本橋交差点を挟んで東京日本橋タワー建設地の対向となる一画には東京建物日本橋ビルが2015年2月に竣工。同年7月にグランドオープンした(写真:日経アーキテクチュア)

図2 日本橋交差点を挟んで東京日本橋タワー建設地の対向となる一画には東京建物日本橋ビルが2015年2月に竣工。同年7月にグランドオープンした(写真:日経アーキテクチュア)

図3 高島屋日本橋店と並びの1ブロック置いた場所(中央区日本橋3丁目)にはDICの新本社「ディーアイシービル」(建て替え)が2015年4月に竣工(写真:日経アーキテクチュア)

図3 高島屋日本橋店と並びの1ブロック置いた場所(中央区日本橋3丁目)にはDICの新本社「ディーアイシービル」(建て替え)が2015年4月に竣工(写真:日経アーキテクチュア)


■八重洲に巨大バスターミナル

図4 八重洲エリアのうち北口では、「八重洲セントラルパークビル」が2015年9月に竣工。ヤマダ電機の新業態店舗が同年10月にオープンした(写真:日経アーキテクチュア)

図4 八重洲エリアのうち北口では、「八重洲セントラルパークビル」が2015年9月に竣工。ヤマダ電機の新業態店舗が同年10月にオープンした(写真:日経アーキテクチュア)

東京駅前の八重洲エリア(図4)では、超巨大開発の動きがある。

東京駅前八重洲1丁目東地区再開発では、店舗、カンファレンスセンター、医療施設などが入る、高さ約250mの複合オフィスビルを計画中だ。総延べ面積は約24万m2(平方メートル)で、2024年3月の完成を目指す。その南側の八重洲2丁目北地区再開発では、高層部にホテル、低層部に区立小学校、ビジネス交流・サポート施設が入る、高さ約245mの複合オフィスビルを建設する。総延べ面積は約29万m2で、2021年度の竣工を目指す。

まだ検討段階だが、さらにその南側には八重洲2丁目中地区再開発として、総延べ面積が約38万m2の大規模再開発の計画がある。

これらの地下には、東京駅と直結する巨大なバスターミナルの建設計画もある。東京都が進めるBRT(バス高速輸送システム)計画では、湾岸部から東京駅に向かうルートも検討中で、実現すればこのバスターミナルが使われる可能性が高い。こうした動きは東京五輪後に本格化する予定だ。

[注]この記事は2015年12月上旬時点の取材情報を基に、以降の動きを加筆した。
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