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車いすテニス・国枝、重圧こそが競技続ける動機

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2016/1/7 3:30
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――追われる立場でランク1位を続けていて、きつくないか。

「プレッシャーは他の選手以上に感じているし、プレッシャーがあるからこそやれている部分もある。プレッシャーを感じれば感じるほど、優勝したときの喜びも大きいし、それが自分自身を満たす、すごくいい良さになっているのもある。プレッシャーがないと続けられない」

パラリンピック、いつも始まる前は恐怖

国枝は「プレッシャーはほかの選手以上に感じている」という

国枝は「プレッシャーはほかの選手以上に感じている」という

――そういう中でパラリンピックはどういう位置づけか。より大きなプレッシャーがかかるもの?

「もちろんそう。グランドスラムも毎回苦しいが、パラリンピックはいつも始まる前は恐怖しかない。今回も含めて怖さはある」

――負けたらどうしよう、という怖さか。

「どんな試合でもそう思う。はたからみたら100対0で国枝が勝つと思われている試合でも、もしかしたらやられるかもしれない、という思いが気持ちを駆り立てるし、より自分自身を成長させようという気になる。それがパラリンピックはなお強いからこそ、目指しているというところがある」

――ロンドン大会の決勝の日に、緊張から吐いたとか。

「試合5分前に、1~2時間くらい前に食べたおにぎりが全部出てきた。コールされてトイレに行ったときに吐いてという感じ。メンタルトレーニングを06年から始めているけど、メンタルトレーナーから緊張するのはすごくいいことなんだ、五感を働かせるのにすごくいいのは緊張だから、緊張しているときこそ、戦闘準備に入れているんだよと言われて。その時も吐いたお米を見ながら、もう準備整っているんだな、とむしろ思っていた。これだけ緊張しているんだから、十分試合ができる心境にいるんだなって」

――錦織圭がフルセットに強いのを見習いたいと言っていた。

「今年の全豪でフェルナンデスと準決勝でやったとき、1セットとられてトイレに行ったのだが、ここから錦織君はいつも勝っているんだよなと思うと、勇気が湧いてきた。僕自身はフルセットをやるケースが多くはないので、そうなったとしても最終的には強いやつが勝つもんだと思えるというか」

――リオでシングルス3連覇を目指すと思うが、ダブルスはどう考える?

「まだ、誰と組むか決定してないので、これから監督の裁量と選手の意見で決まると思うが、シングルスの金メダルは欲しいし、ダブルスでの金メダルも欲しい。日本は十分チャンスがあると思う」

悔い残さないよう東京大会まで続ける

――東京パラリンピックが決まらなければリオで集大成と決めていたか。

「そのときはそう思っていた。どこまでやるかは明確には決めてなかったが、ツアー生活もパラリンピックもリオで終わってもいいかなという気持ちではいた。今は、東京でやらなかったら、間違いなく後々の人生で、もったいなかったなと後悔しかねないのでそこまでやりたい」

――プロ転向のときも、後々の人生で後悔したくない、と言っていた。

「それが自分自身の人生で選択する基準になっている。リスクがあることであっても」

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