スペシャル

フォローする

プロ10年目の五輪年 錦織圭、「大きな大会でV」目標

(3/3ページ)
2016/1/2 6:30
保存
共有
印刷
その他

夏場の2カ月半に大きな大会が5つ

今年も健康を課題に挙げる。「体が強くなっている実感はある」とはいえ、昨年はウィンブルドン、マスターズ・パリ大会とタイミング悪く大きな大会での棄権があった。「スケジュール管理がとても重要になる」。錦織の年間出場大会数は多くない。ケガや疲労で参戦予定の試合を欠場するから、結果的にそうなってしまうのだ。昨年のATPファイナルに出た8選手で錦織は最も若かったが、年間の出場大会数は21で上から4番目だった。

今季の錦織は「無心に。欲を出しすぎず、やることだけに集中する」

今季の錦織は「無心に。欲を出しすぎず、やることだけに集中する」

試合数が少ないことにはメリットもあって、その方が集中して効率よく戦える。ジョコビッチとフェデラーは昨年、18大会しか出ていない。「さすがにジョコ(ビッチ)のようにはできないけれど、考えないと」

今季はいつも疲労がたまる8月にリオデジャネイロ五輪があるので、余計に悩ましい。例年ならウィンブルドンが終わると2~3週間練習して、7月末~8月にあるシティ・オープンに出場。マスターズ2大会を連戦し、1週空けて全米オープンを迎えられた。今季は7月10日にウィンブルドンが終わると、18日からシティ・オープン、25日からマスターズ・カナダ大会と続き、1週空いて五輪が8月6~14日にある。その後、15日にはマスターズ・シンシナティ大会が始まり、29日には全米オープンが待ち構える。

約2カ月半の間に大きな大会が5つもある五輪イヤーは、どの選手にとっても調整が難しい。これまでウィンブルドンと全米オープンのチャンピオンは五輪金メダリストになれなかった(例外は08年北京五輪のナダルと12年ロンドン五輪のマリーのみ)。最近はトップ選手も注目度の高い五輪に力を入れて臨むが、伏兵が勝つことが多いのが五輪である。

五輪で「メダル取りたい気持ちある」

さて、錦織のリオ五輪での勝算は? 「いい意味でメダルを取れる位置にはいるし、取りたい気持ちもある」。しかし、その前に四大大会が3つ、マスターズ・シリーズが6大会もある。そもそも五輪出場(64選手)が正式に決まるには、6月6日付の世界ランク(56位まで自動的に出場権が付与されるが、1国・地域で最大4人まで)を待たないといけない。

「シーズンは長いですよ。リラックスして臨まないと」。10年もプロを続けていると、もう分かっている。先のことを考えすぎず、まずは目の前のことに集中することが一番大切だ、と。「無心に。欲を出しすぎず、やることだけに集中する」

(原真子)

「スポーツ」のツイッターアカウントを開設しました。

スペシャルをMyニュースでまとめ読み
フォローする

  • 前へ
  • 1
  • 2
  • 3
保存
共有
印刷
その他

テニスコラム

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップスポーツトップ

スペシャル 一覧

フォローする
ロケッツ戦でハーデン(手前)とマッチアップした八村=共同共同


 ずっと、八村塁(ウィザーズ)の表情が硬かった。
 記者会見でも感情を消す。たまに頬(ほお)を緩めるが、それは愛想笑いに近い。かといって、ぞんざいに取材に応じるわけではない。
 「じゃあ、ここでやろうか」 …続き (11/11)

「(八村)塁さんのように日本を背負う選手になりたい」と田中

 史上最年少でバスケットボール男子の日本代表候補に選ばれた17歳の田中力が、留学先のIMGアカデミー(米フロリダ州ブラデントン)で2年目のシーズンを迎えた。「去年よりバスケがすごく良くなっている」と表 …続き (11/6)

層の薄いウィザーズで、八村はルーキーながら主力級の働きをしている=共同共同

 開幕から4試合ではすべて2桁得点を記録し、平均18.0得点、7.0リバウンドという好成績……。ワシントン・ウィザーズの一員としてプレーする八村塁の米プロバスケットボールNBAキャリアは、まずは最高の …続き (11/4)

ハイライト・スポーツ

[PR]