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プロ10年目の五輪年 錦織圭、「大きな大会でV」目標

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2016/1/2 6:30
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機は熟している。昨季は終盤こそやや失速したものの、14年に頭角を現しトップ10入りした若手の中で、15年も残ったのは錦織だけだ。

昨年8月末、全米オープンで約1年半ぶりに1回戦負けしたショックは大きく、10月の楽天ジャパン・オープンでは「そんなにいつも(思ったように)できませんよ」と珍しくいらついた。それでも全米から2カ月余り、最終戦のATPツアー・ファイナルまでに立て直してみせた。

「アップダウンがありながらもうまく盛り返せた。2回戦を棄権したウィンブルドン後も、ワシントンの大会(シティ・オープン)で最高ではないパフォーマンスのなか、(気持ちを)盛り上げて優勝できた。こういうところはレベルが上がっている。進歩できているところだと思う」

錦織といえばラリー。自分の「テニスの型ができてきた」のは大きい

錦織といえばラリー。自分の「テニスの型ができてきた」のは大きい

打倒ビッグ4へ「気持ちが一番大事」

自分の「テニスの型ができてきた」のも大きい。「調子が悪く、ショットに自信を欠くときはあるけれど、基本的には自信を持ってストロークを打てる。心配するようなショットはなくなった」。ジョコビッチのディフェンス、フェデラーの速い展開のサーブアンドボレー、ナダルのスピン。トップ選手ともなれば名前とともに得意技が思い浮かぶ。錦織なら、ストロークで相手に考える間も与えない速さで追い詰めていくラリーだろう。

「あとは安定感で、まずファーストサーブの確率。細かい短所をつぶしていかないと。アグレッシブに攻めた結果のミスはいいけれど、ストロークをつないでいるときの無駄なミスを減らしたい。プレーが単調にならないよう、うまく考えてやりたいですね」

昨季は世界ランク1位のジョコビッチが「独り勝ち」だった。四大大会で3勝、マスターズ・シリーズは9大会に出て6勝している。年間で負けたのは6試合のみ。ジョコビッチ以外でマスターズ・シリーズを制したのはマリー(2勝)とフェデラー(1勝)で、四大大会の残り1つはスタン・バブリンカ(スイス)が勝った。いずれも世界ランク2~4位で、超攻撃的なテニスをした選手たちだ。錦織も攻撃は得意だが、トップ5に10年近く君臨し続けるこれらの選手たちとは何が違ったのか。

「一番大事なのは気持ちだと思う。彼らは常に自信がある。自信は日ごろの練習が基礎になる。あとは戦い方。彼らは悪いときでも焦らず、プレーできる。そこが僕には足りないところ」。そんな錦織にとって、「愛情を込めて厳しく」後押ししてくれる存在は大切だ。今季もマイケル・チャン、ダンテ・ボッティーニの2コーチ体制で戦っていく。

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