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森保一に日本代表監督が務まる3つの理由
サッカージャーナリスト 大住良之

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2015/12/25 6:30
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「予定どおり」欧州代表FCバルセロナ(スペイン)の優勝で幕を閉じたFIFAクラブワールドカップ(FCWC)。だが大会を盛り上げた最大の功労者は、「開催国枠」で出場し、堂々3位に入ったJリーグチャンピオンの広島だった。4戦して3勝。南米チャンピオンのリバープレート(アルゼンチン)にも大接戦。森保一監督(47)の実力も高い評価を得た。

クラブワールドカップで広島は4戦して3勝、堂々の3位=共同

クラブワールドカップで広島は4戦して3勝、堂々の3位=共同

J1年間優勝に「ほっとしている」

広島は12月2、5日にG大阪と「チャンピオンシップ決勝戦」を戦い、大接戦の末、1勝1分けでJ1の年間優勝を飾った。

「実は、ほっとしている」。ホームのエディオンスタジアム広島で優勝を決めた後の記者会見で、森保監督はこう語った。

第1ステージと第2ステージ、計34試合を戦い終わった時点で勝ち点74。2位浦和に2差をつけて「年間勝ち点1位」を占めた広島。勝ち点10以上も差をつけた「年間勝ち点3位」のG大阪に「シーズンチャンピオン」の座をもっていかれたら1年間の努力が無になってしまう。「うれしい」より「ほっとした」のは当然だっただろう。

120%の集中で戦ったチャンピオンシップ2試合からわずか5日後の10日、広島は横浜でFCWCの初戦を迎えた。相手はオセアニア代表のオークランド(ニュージーランド)。疲労困ぱいの選手を外し、チャンピオンシップ第2戦から5人を入れ替えて臨んだが、この試合でMF野津田岳人、それに代わったMF柴崎晃誠、そしてMF清水航平の3人が相次いで負傷してしまう。2-0で勝ったものの、次戦、アフリカ代表のマゼンベ(コンゴ)戦に向け不安が持たれた。

だが広島に戻る間もなく、大阪に移って「中2日」で戦ったマゼンベ戦を、広島は3-0で完勝した。最初はマゼンベのフィジカルに圧倒されたが、15分ほどで慣れるとCKから2点を奪った。野津田、柴崎らの負傷で抜てきされたMF茶島雄介が活躍、危機のチームを救った。

3位決定戦で広州恒大に逆転勝ちし、佐藤(左)と抱き合って喜ぶ森保監督=共同

3位決定戦で広州恒大に逆転勝ちし、佐藤(左)と抱き合って喜ぶ森保監督=共同

19日間で6試合でも運動量で圧倒

そして再び「中2日」で準決勝。相手は地球の裏側からやってきたものの、調整時間を十分とり万全の体調のリバープレート。この試合も立ち上がりは相手の勢いに圧倒されたが、しっかりとした守りから次第に鋭いカウンターを繰り出すようになり、前半半ばからは互角以上の展開に持ち込んだ。

これまでの大会で、日本のクラブは3回準決勝に進出しているが、「欧州」あるいは「南米」をこれほど追い詰めたのは初めてのこと。72分に1点を失って敗れた森保監督は、強豪相手に戦い抜いた満足感などかけらも見せず、悔しさをにじませた。

そして「中3日」で迎えた3位決定戦、アジア代表の広州恒大(中国)に立ち上がりの失点を喫して苦しい展開となったが、後半は相手を圧倒し、2-1で逆転勝ちした。

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