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野球・プレミア12、何とか大リーガーを呼べないか
スポーツライター 丹羽政善

(3/3ページ)
2015/11/26 6:30
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ただその前に、大リーグ機構、選手会と同じテーブルにつき、周知を徹底させる必要がある。今回の大会に関して大リーグ機構は大リーグ選手枠(40人)に入っている選手の派遣を見送ったが、選手会と議論した形跡がない。記者に知らされるまで選手会理事のガスリーでさえ、大会の存在を知らなかったのだ。

課題山積み、次回までに解決なるか

加えて、いくつか越えなければいけないハードルがある。1つは、開催地の問題。それがWBC同様、米国中心なら可能性はあるとガスリーは考えている。

次に、選手の保険問題。ケガをしてレギュラーシーズンを欠場した場合、チームへ保証するためのものだが、WBCの場合で1000万~2000万ドルになるそう。この資金をどう捻出するか。

さらに選手との下交渉も必要になる。そういうパイプがあるかどうかだが、第1回のWBCでは当初、多くの選手が参加をためらっていたが、昨季引退したデレク・ジーターが出ることになって、流れが変わった。大リーグ機構が口説いたともいわれているが、その効果は絶大だった。

仮に今なら、クレイトン・カーショー(ドジャース)が次のプレミア12に出たいとでも言い出せば、潮目が変わる。ジーターほどのインパクトはないかもしれないが……。

こうして考えてみると、疲労、故障への懸念が大リーガーをプレミア12から遠ざけたすべてとはいえず、裏には様々な課題が山積している。それぞれのハードルを19年の第2回大会までにクリアできるかどうかだが、逆にできなければ、日本国内でもプロの選手らが出る必要があるのかという議論に発展してもおかしくない。いや、今のようにどうせ大リーガーは来ないという空気が拭えなければ、遅かれ早かれその道をたどる可能性もある。

世界野球ソフトボール連盟が本気なら、今年1月に大リーグのコミッショナーを退任したバド・セリグ氏を顧問に招くぐらいの思い切った策が求められる。

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