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大リーグ、豊作のストーブリーグ 日本選手はどこへ
スポーツライター 杉浦大介

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2015/11/19 6:30
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ロイヤルズが30年ぶりのワールドシリーズ制覇をなし遂げ、大リーグの2015年シーズンは幕を閉じた。一息つく間もなく、来季に向けたストーブリーグが開始。先週はフロリダ州でゼネラルマネジャー(GM)会議が行われ、早くも主力選手が絡むトレードもまとまり始めている。フリーエージェント(FA)市場に好選手が多い今オフ、最大の見どころはどこか。そして新たに海を渡る日本人選手は現れるのか。

争奪戦必至の大物投手陣「ビッグ4」

今オフはまれに見るFA選手の豊作年であり、特に投手に人材がそろっている。

今年夏にブルージェイズに移籍以降、9勝1敗、防御率2.30の好成績を残したデビッド・プライス(今季18勝5敗、防御率2.45)、ドジャースとの残り3年の契約を破棄してFAとなったザック・グリンキー(19勝3敗、防御率1.66)、ワールドシリーズ第2戦で完投勝利を挙げたロイヤルズのジョニー・クエト(11勝13敗、防御率3.44)、一昨年に無安打無得点試合を達成したナショナルズのジョーダン・ジマーマン(13勝10敗、防御率3.66)が一般的に目玉の4人と目されている。この「ビッグ4」を巡り、ヤンキース、ドジャース、カブス、エンゼルスといった大都市に本拠を置くチームが争奪戦を繰り広げることが濃厚だ。

特にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)受賞歴を持つプライス、グリンキーは、どんな強豪ぞろいの地区でも通用する文句なしの大エース。彼らが所属したチームが過去2年に地区制覇を果たしたことは偶然とは思えない。左右の大物投手がどこと契約するかは、今オフ最大の注目ポイントだと言ってよい。

岩隈、元中日チェンも移籍の可能性

さらにジェフ・サマージャ(ホワイトソックス、11勝13敗、防御率4.96)、スコット・カズミアー(アストロズ、7勝11敗、防御率3.10)、マイク・リーク(ジャイアンツ、11勝10敗、防御率3.70)、ヨバニ・ガヤード(レンジャーズ、13勝11敗、防御率3.42)、ジョン・ラッキー(カージナルス、13勝10敗、防御率2.77)といった実績ある投手たちもFAになっている。日本のファンには、岩隈久志(マリナーズ、9勝5敗、防御率3.54)、元中日のチェン・ウェイン(オリオールズ、11勝8敗、防御率3.34)の行方も気になるところだろう。

リリーフ投手にもホアキン・ソリア(パイレーツ、24セーブ、防御率2.53)、ダレン・オデイ(オリオールズ、68試合で防御率1.52)、タイラー・クリッパード(メッツ、19セーブ、防御率2.92)といった人材が出そろうなど、今オフの投手マーケットは質、量ともに近年最高レベル。その影響を受けてか、早くも上原浩治を擁するレッドソックスが通算225セーブのクレイグ・キンブレルをパドレスからトレードで獲得するなど、移籍戦線も活性化しそうな気配がある。

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