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「映画館オペラ」人気の理由 海外上演作を松竹配給

オペラを映画館で安く気軽に見る「映画館オペラ」が人気を広げている。米国オペラの殿堂、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)での上演作を上映する「METライブビューイング」は今秋10周年を迎えた。松竹が配給元の日本では観客動員数がここ数年、前年比25~30%増で推移している。

METは欧米向けに上演オペラを同時生中継もしている。日本では松竹が日本語の字幕を付けた映像作品として上演から数週間後に映画館で上映する仕組みだ。このオペラを上映する松竹の映画館は事業開始から10年間で1カ所から全国17カ所にまで広がった。演劇開発企画部の野間一平部長は「新たなエンターテインメントとして宣伝に努めた。観客動員数が伸びて事業として採算ベースに乗った」と自信を見せる。

成長の理由の一つが「入りやすさ」だ。オペラの初心者は観劇時の服装やマナーにとっつきにくいイメージを抱きがちだが、映画館なら映画を見る感覚で気楽に楽しめる。効果的な字幕の使い方、歌手の表情が分かるアップ映像、休憩時間での出演者へのインタビュー映像など通常の歌劇場にはない「演出」も、作品のストーリーを理解する上で役立つ。オペラを歌劇場のいい席で見ようとするとチケットが1枚3万~4万円かかることもあるが、その1割程度の費用で楽しめるという財布に優しい利点も大きい。(映像報道部 近藤康介)

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