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異例の「誤審」発表が問うラグビーの将来像
W杯、豪州対スコットランド戦の勝敗分けた笛

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2015/10/22 18:00
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ラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会の準々決勝、オーストラリア対スコットランド戦で、豪州の逆転ペナルティーゴール(PG)につながったレフェリーの判定について、国際統括団体ワールドラグビー(WR)が「誤審だった」と発表したことが波紋を広げている。本来はレフェリーを守る立場の主催団体が誤審を公式に認めるのは極めて異例。ビデオ判定の対象の拡大を求める声もあり、準決勝以降の試合にも少なからず影響を与えそうだ。

■「誤審」後のPGで豪州が逆転勝利

豪州とスコットランドの試合は18日(現地時間)に実施。問題のシーンはスコットランドが34-32で豪州をリードする後半38分に起きた。スコットランドの選手がノックオン(ボールを前に落とす反則)したボールを前にいた味方の選手がプレーしたと判断し、主審のクレイグ・ジュベール氏(南アフリカ協会)は「ノックオン・オフサイド」というペナルティーをとった。豪州はPGを狙い、35-34と逆転。そのまま試合は終了した。

ペナルティーの直後から観客席がざわめき始める。会場に映し出されたスローモーションの映像では、ペナルティーを科されたスコットランドの選手がボールをプレーする前に豪州の選手がボールに触っているようにも見える。もし触っていればオフサイドは解消し、豪州ボールのスクラムでの再開となる。スコットランドのSH、レイドロー主将はテレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)によるビデオ判定をジュベール氏に求めた。ただ規定では、ビデオ判定はトライにいたるプレーや危険なプレーに限られている。レイドロー主将の要求は認められなかった。

■元代表選手らもジュベール氏を批判

スコットランドにとって勝利が手からこぼれ落ちたショックは計り知れない。すでに試合が終わっていた準々決勝3試合では南ア、ニュージーランド、アルゼンチンが勝ち進んでいる。南半球の国だけの準決勝を避けるには、スコットランドが最後の「砦(とりで)」という期待もあったのだろう。ネット上などではジュベール氏への批判が噴出。元スコットランド代表のギャビン・ヘイスティング氏はテレビ解説で「主審に会ったら、本当に腹が立ったと伝えたい」などと公言した。

ジュベール氏が試合が終わってすぐにフィールドを立ち去った振る舞いにも批判が及んだ。元イングランド代表のマット・ドーソン氏はツイッターに「恥さらしのジュベール氏はもう2度と試合をさばくべきではない。あの判定を下した後、よくもピッチから走り去れるものだ」と投稿している。

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