2019年3月20日(水)

小米、格安のミニ「セグウェイ」を中国で発売

2015/10/22 6:30
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VentureBeat

中国の電子機器メーカーである小米(シャオミ)は、スマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)、ウエアラブル、スマートホーム製品などで有名かもしれない。だが、同社は1999元(約314ドル=約3万7700円)の「ナインボットミニ」を引っさげて、立ち乗り電動二輪車の市場に乗り込んだ。

ナインボットミニは膝の高さまであるスティックを使い足の動きで操作する(提供:小米)

ナインボットミニは膝の高さまであるスティックを使い足の動きで操作する(提供:小米)

■4万円以下と激安

北京に拠点を置く輸送ロボットのスタートアップ「ナインボット(九号机器人)」は4月、立ち乗り電動二輪車で有名な米セグウェイを買収。(買収資金を調達するための)8000万ドルの増資に応じた投資家に小米が含まれていることも同時に明らかにした。

ナインボットミニはナインボットと小米による共同開発で、主なセールスポイントは価格だ。中国で販売されている他の立ち乗り電動二輪車の約4分の1だとしており、実際に「セグウェイ」は最も安いタイプでも6000ドル以上する。

小米はテレビやセットトップボックス、スマホ、タブレット、ルーターなどを生産しているが、出資しているのは以前からモバイルバッテリーやヘッドホン、浄水器など小米が生産していない製品のメーカーだ。こうした製品の一部は欧米で正規に販売されているが、小米は主力商品のスマホの欧米での販売にはまだ踏み切っていない。

小米はこうした「その他」の製品に対しては、例えばアイデアや資金を出したり、自社のネット通販サイト「Mi.com」を販路として提供したりするなど、様々な方法で貢献しているかもしれない。

ナインボットミニにはハンドルがないため、多くの市場で有名になった「ホバーボード」(実際には浮上しない)の方に似ている。もっとも、ナインボットミニは膝の高さまであるスティックで乗り手の足の動きを検知し、操縦する。

ナインボットミニには方向をコントロールするスマホ用アプリも付いてくる。ただし、これは誰も乗っていない場合にしか機能しないので、安心してほしい。実際、小型無人機(ドローン)のようにモノを届けることもできるが、これにはなお安全性や悪用の恐れをめぐる問題がある。さらに、アプリを使って「ロック」することも可能で、誰かがスクーターを動かせばアラームが鳴る。

ナインボットミニの主な仕様は以下の通りだ。

・航続距離:1回の充電で22キロメートル
・速度:時速16キロメートル
・勾配:最大15度の坂を上ることが可能
・重量制限:85キログラム
・重さ:12.8キログラム

この製品は11月3日にMi.comを通じて中国で発売される。現時点では中国国外で販売する予定はない。

ナインボットミニの利用シーン(提供:小米)

ナインボットミニの利用シーン(提供:小米)

■アンドロイドTVも発売

小米は19日、ナインボットミニと共に新製品「Miテレビ3」も披露し、これを「当社の次世代のアンドロイドスマートテレビ」と呼んだ。希望小売価格は800ドル。

このテレビはモジュール式を採用しており、60型ディスプレーと、マザーボードと音響システムを搭載した「Miテレビバー」とで構成される。HDMIを通じて他の画面を組み合わせることも可能だ。つまり、テレビ一式を購入しなくても、160ドルのMiテレビバーがあれば手持ちの画面をグレードアップできる。

By Paul Sawers

(最新テクノロジーを扱う米国のオンライン・メディア「ベンチャー・ビート」から転載)

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