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危険エリア避け目標へ 80を切るロジカルゴルフ(下)

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2015/11/7 6:30
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 危険エリアを認知して、安全エリアにボールを打つ。それができれば、ショットは60点のレベルで構わない。そのことをやり続ける力があれば、ボギーを取る中からパーが生まれ、80を切れると、レッスン歴30年の尾林弘太郎プロは断言する。実際にそれができるか。尾林プロが初めて教えた生徒、室井正夫さんをアドバイスしながら、80切りに挑戦する。最終回は、後半の9ホール。さて結果は――。(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.28」から)

後半はアウトの1番から。555ヤードと長いパー5。計画ではパーで上がりたいホールだ。ところが、打ち下ろしのティーショットで室井さんはドライバーをフックさせて、左の林のほうに打ってしまう。室井さんがつぶやく。

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「練習場でも出てしまうフック。食事をした後は体の回転が悪くなるので、気をつけなければいけなかったですね」

傾斜のライ多い第2打、対応力磨く

ボールを探すと、カート道に当たって前に転がっていた。前足上がりのライから、5番アイアンで林越えを狙ってフェアウエーに。尾林プロも驚く会心のリカバリーショットだった。100ヤードの第3打を難なく乗せて2パットのパー。室井さんは前半から得意のアイアンでピンチをしのぎ、チャンスをつくり出す。苦手だというフェアウエーウッドやユーティリティーはほとんど使わない。得意なクラブだけで80が切れることを実証できそうだ。

尾林プロが言う。

「セカンドショットは大なり小なり傾斜のライになります。そこで練習場のようにうまく打てないアマチュアが多いわけですが、室井さんは傾斜に対してバランスよく振れるアドレスを作れる。しかもバランスよく振れるようにスイングをコンパクトにする。この対応力が素晴らしいです。このためには練習場でフルスイングだけでなく、ハーフスイングやスリークオータースイングで芯を捉える練習をしておくことです」

ティーショットとセカンドショットで何のクラブを使うか。それがスコアに差をつける

ティーショットとセカンドショットで何のクラブを使うか。それがスコアに差をつける

2番は池越え、かつ打ち上げのパー3。145ヤードとさほど距離はないが、砲台グリーンでオンできないと寄せが難しい。室井さんのティーショットは少しフックし、グリーンの左端に止まってくれた。速い下りのパットをうまく寄せてパー。このホールはボギーを想定していただけに、1つ得した形となった。

3番は484ヤードのパー5。室井さんはドライバーでのティーショット、アイアンでのセカンドと、自分のセオリー通りの攻めで、第3打は100ヤード。アプローチウエッジでグリーンを狙おうとしていたときに、尾林プロが声をかけた。

「グリーンまで少し上がっているので、見た目より距離がありますよ」

この言葉に、強く打たなければと思った室井さん。力が入ってグリーン左に外した。4オン2パットのボギー。パーの予定だったため、2番で得た1打が帳消しとなった。

「クラブを替えるべきでした。短めに打つのはコントロールしやすいですが、普通よりも距離を出すのは難しい。方向が悪くなりますね」

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