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シニアプロと試合で交流 若いアマに有意義な体験
公益財団法人ゴルフ協会専務理事 山中博史

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2015/10/24 6:30
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かなり前の話になりますが、今年4月25、26日、台湾と日本のシニアプロとJGA(日本ゴルフ協会)ナショナルチームに在籍する大学生・高校生プレーヤー(アマチュア)による団体戦、「2015 仰徳台日友好カップ」が台湾の林口ゴルフクラブで開かれました。私もアマチュア選手の引率役として現地に同行しました。これまでいろいろな形式の試合を見てきましたが、シニアプロと若いアマチュア選手が一緒に行動するチーム戦は初めてです。

仰徳台日友好カップの記者会見に臨んだ日本と台湾チームの選手ら

仰徳台日友好カップの記者会見に臨んだ日本と台湾チームの選手ら

日本と台湾、長いゴルフ交流の歴史

この試合は台湾で電子部品、運輸、ホテルなど幅広い事業を展開している仰徳グループの許育瑞会長が、日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長に「日本と台湾のシニアプロの対抗戦をやろう」と持ちかけたのが始まりです。以前、台湾の試合に出場した倉本プロが許会長とプロアマで一緒に回ったことがあります。それ以来、許会長は倉本プロのファンになり、交流が続いてきたのです。

許会長の話を聞いた倉本プロが「ただ対抗戦をやるだけでなく、将来オリンピックに出場するような若いアマチュア選手も参加するような企画ができないか」ということで、JGAに話を持ってきてくれました。交通費や滞在費は全部台湾側が負担し、しかもプロに払われる団体戦賞金の600万台湾ドル(約2200万円)の10%をそれぞれのゴルフ協会のジュニア育成基金に寄付していただけるという破格の条件でした。

日本と台湾のゴルフには長い交流の歴史があります。舞台となる林口GCは日本ツアーでも活躍した陳志明・志忠兄弟が育ったコース。また、日本の植民地時代に淡水に造られた台湾ゴルフクラブ(後の淡水ゴルフクラブ)は世界的にも評価が高いコースで、台湾のプロ第1世代が羽ばたいていきました。日本でもおなじみの陳清水、陳清波をはじめ、1971年全英オープンで2位に入った呂良煥や郭吉雄、最近では葉偉志らが日本ツアーでも活躍しています。

女子も日本で賞金女王7回のト・アギョク、さらに最近では世界ランキングナンバーワンだったヤニ・ツェンらが世界のゴルフシーンを盛り上げてきました。

こうした縁もあって、日台間のゴルフ交流は次の世代にも受け継がれています。しかも、2020年の東京オリンピックまではゴルフが正式競技になっていますから、アジアのゴルフ界をリードする日本と台湾で、すばらしいプレーヤーを輩出していきたいというのが関係者共通の思いです。

アマ選手、最初は緊張しっぱなし

今回、台湾チームにはキャプテンの謝敏男、陳兄弟、林吉祥ら日本ツアーで活躍したプロがずらり。日本チームもキャプテンの倉本会長、奥田靖己、高橋勝成、湯原信光ら酸いも甘いもかみ分けた顔ぶれ16人。これに双方のナショナルチームから大学生・高校生選手4人を加えて、それぞれ20人のチームで戦います。試合形式は、プロの初日がフォアボール、2日目がスクランブルのストロークプレー。アマチュアは2日間とも4人のうちのベスト3人のスコアによるストロークプレーです。

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