2019年9月17日(火)

どの業界にもウーバー 既存企業の付き合い方

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2015/10/9 6:31
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VentureBeat

顧客の需要に対応するオンデマンド経済は確かに流行しており、(さまざまな既存の)ブランドがこのビジネスモデルに注目しつつあることは間違いない。こうしたサービスの多くは接客、運輸、食品など多くの業界の既存企業に混乱をもたらしている。だが、企業は懸念を抱くべきなのだろうか。

配車サービス「ウーバー」を利用する人が急増している

配車サービス「ウーバー」を利用する人が急増している

ビジョン・クリティカルとクラウド・カンパニーズがまとめた新しいリポートでは、配車サービス「ウーバー」や個人の空き部屋をインターネットで仲介する「Airbnb(エアビーアンドビー)」のような会社は、規制という障害に直面しているにもかかわらず成長し続け、こうした企業のサービス導入も加速すると示唆している。

■北米では8割が利用

実際に、北米では少なくとも1億1000万人以上が年25%成長しているこうした「コラボ経済(シェア経済)」の一員だとされる。これはブランドにとってどんな意味があるのか。急速に変化しつつある時代にもっと十分な情報に基づいて顧客志向の判断を下すには、企業は貴重な洞察力を得るために顧客の方を向かなくてはならない。

「コラボ経済の新たなルール」と題した28ページに及ぶこのリポートは、オンデマンド空間で生き残るだけでなく、他社をしのごうとする企業を対象にしている。これを達成するために生かせるチャンスは少なくとも3つある。価格の理解、信頼の構築、利便性の向上だ。

過去1年間でシェアリングサービスのサイトまたは携帯アプリを利用した人の割合。米国ではすでに半数以上が利用している

過去1年間でシェアリングサービスのサイトまたは携帯アプリを利用した人の割合。米国ではすでに半数以上が利用している

クラウド・カンパニーズの創業者ジェレマイア・オーヤング氏は声明で「われわれの最初のリポートから1年たち、消費と交換という新たな形態は普及しただけでなく、顧客が全ての企業に期待することを明らかに変えつつある」と語った。「だが、コラボ経済は軌道に乗っても、相次ぐ批判に悩まされている。この市場の一部のトップ企業は、今やかなりのマイナスの感情に見舞われている。こうした状況に区切りをつけるため、今年のリポートでは、コラボ経済がブランドにもたらすチャンスや、シェアリングサービスを手掛けるスタートアップにうまく対抗、補完、競合する方法について深く掘り下げて考察した」と述べた。

このリポートの最初の2~3ページを読めば、ブランドが置かれている状況は明らかになる。「将来のウーバーにより混乱に陥る可能性がどの企業にもある。顧客は今や電話をサッと取り出し、必要な製品やサービスをすぐにほしい時に手に入れる。手作り品を販売できる『エッツィー』や家事や庭仕事などをあっせんする『タスクラビット』などのサイトは、カスタマイズされた製品や今すぐ助けてほしいときの支援サービスを提供し、定額制おもちゃレンタルの『プレイ』や服飾品レンタルの『レント・ザ・ランウェイ』のようなビジネスは、レゴブロックやグッチのハンドバッグを買わずに借りるという選択肢を顧客に与えている」

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