2018年1月24日(水)

「CEOは一番ポンコツでいい」 エバーノート会長

スタートアップ
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2015/10/7 6:30
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 「私たちはどんな製品がほしいのか。それを考えて(情報管理ツールの)Evernoteをつくった」――。米エバーノートのフィル・リービン会長は10月3日、日本経済新聞が東京・渋谷で主催したイベント「Startup X」に参加。中小企業向けのクラウド会計ソフトを開発・販売するfreee(フリー)の佐々木大輔代表取締役と対談して、ビジネスを成功させるための秘訣を語った。

フィル・リービン(Phil Libin)氏。1972年、ロシア・サンクトペテルブルク生まれ。8歳のときに渡米した。米エバーノートの共同創業者で、2015年7月まで同社の最高経営責任者(CEO)を務めた。現在は会長に退き、投資家として活動している。サンフランシスコ在住。趣味はゲームと料理。将来、レストランを経営するのが夢だという

フィル・リービン(Phil Libin)氏。1972年、ロシア・サンクトペテルブルク生まれ。8歳のときに渡米した。米エバーノートの共同創業者で、2015年7月まで同社の最高経営責任者(CEO)を務めた。現在は会長に退き、投資家として活動している。サンフランシスコ在住。趣味はゲームと料理。将来、レストランを経営するのが夢だという

 リービン氏は、ステパン・パチコフ氏とともにエバーノートを2008年に設立。当時、仕事の生産性を上げるためのIT(情報技術)ツールがまだ少ないと考え、スマートフォン(スマホ)を使い、ノートを取るような感覚で文書や画像の保存・管理ができるサービスを開発した。その際に強く意識したのは顧客ニーズではなく、「自分たちはどんな製品がほしいのか」ということだ。

■製品は自分のためにつくれ

 リービン氏は、エバーノートを起業する前に、ITコンサルティングを手がける「エンジン・ファイブ」などを設立して経営していた。そのとき、自社製品がないことに物足りなさを感じ、プロダクトをつくりたい願望が強くなったという。製品を開発する際は、まず自分がそれを利用することを想定して、どんな機能があると便利かを自分目線で考えることを心がけている。

 このように顧客中心主義を捨てて、“自分中心主義”を掲げることでエバーノート事業を成功させた。サービス利用者は、リリースから2011年までの3年間で約1100万人に急増。エバーノートは米国に限らず、日本など海外でも数多くのユーザーを獲得した。現在は東京や北京、チューリヒなど優秀な人材が集まる都市に開発拠点を置いている。

3日に行われたエバーノートのフィル・リービン会長(左)とfreee(フリー)の佐々木大輔代表取締役の対談(東京・渋谷)

3日に行われたエバーノートのフィル・リービン会長(左)とfreee(フリー)の佐々木大輔代表取締役の対談(東京・渋谷)

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