初めての給料どう使う 「ため癖」は最初が肝心

(3/4ページ)
2015/10/1 6:30
保存
共有
印刷
その他

■月3万円でも、今から

高給にもかかわらず、全く貯蓄できていない人もいる。外資系コンサルティング会社2年目のCさん(男性、25)は手取りが約30万円もあるにもかかわらず、貯蓄はゼロ。12月に昇格し給料も上がる。Cさんは「上がった分のお金をそのまま貯蓄に回す」と意気込む。

「こういった考え方を持つ人は給料が上がっても上がった分使ってしまうだけです。またせっかく給料が上がっても、その分を全て貯蓄に回してしまうと働くモチベーションが下がってしまいます。今から月3万円でもいいですから、ためましょう。早いうちにため癖を付けておかないと、後から苦労します。急に生活水準を下げるのは難しいし、急な資金需要にも対応できません」

「貯蓄は目の前の生活の余裕をなくすことのように思えますが、長い目でみれば将来の余裕や人生の選択肢を広げることにつながります。結婚や子どもの教育、マイホームの購入、老後の夢の実現などライフプランの実現にはお金が必要なものばかりですが、若いうちはどこにどれくらいの資金が必要かは分かりません。しかし必要額が分かってからあわてて備えるのでは遅すぎる。お金を蓄えたうえで、そうしたライフイベントを迎えられるようにしたいものです」

「これから生命保険に入らなければいけないと思うと憂鬱です」というCさん。そういえば、これまで取り上げた3人は生命保険には加入していなかった。新入社員は生命保険に加入するべきなのか。

「憂鬱だと思うくらいなら加入しなくてもいいのではないでしょうか。もし、大きな病気やけがに見舞われ、一時的に働けなくなってしまったとしても、健康保険の『高額療養費』という制度を使えば、月収が26万円以下の人の場合、月々の医療費は5万7600円以上負担する必要がありません。また『傷病手当金』という制度があるので最長1年6カ月にわたり、月収の3分の2に相当する額が働けなかった期間は支給されます。これに加え、ある程度の貯蓄があれば大きな病気やけがをしても乗り切れるでしょう」

「とはいえ『何か入っていないと不安』という人もいます。そういう人には掛け金が低額で最低限の保障が付いた『都道府県民共済』などに加入してはどうでしょうか」

■高い家賃は家計を圧迫する

社会人になったら一人暮らしを始めるという人も多いのではないだろうか。いざ一人暮らしを始めるとなると、不安になるのは家賃の負担だ。昔は「家賃は手取りの3割」なんてよく言ったものだが、家賃の適正額はいくらなのか。

一人暮らしをしているCさんの場合、家賃は10万5000円と、手取りの3割強に収まっている。しかし「デザイナーズマンションに憧れていましたが、実際仕事が忙しく家は寝るだけ。そう考えると家賃は高すぎました」とCさんは後悔していた。

  • 前へ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]