初めての給料どう使う 「ため癖」は最初が肝心

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2015/10/1 6:30
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「なかなかお金がたまらない」。今年入社した就活探偵団の新人探偵の悩みはお金の管理。飲み会に旅行と、学生時代からの浪費癖が抜けず、毎月のクレジットカードの請求に青くなる。結婚や出産、子どもの進学などこれからはビッグイベントが目白押し。苦労する前に、お金の使い方をしっかり身につけてしまおう。探偵団では、複数の若手社会人の家計簿を入手。20代の家計事情にくわしいファイナンシャルプランナーの山崎俊輔氏に分析してもらった。

■分割払いとリボ払いは厳禁

学生時代の浪費癖には区切りをつけて

学生時代の浪費癖には区切りをつけて

今年4月に地方公務員の事務職として社会人の仲間入りしたAさん(女性、22)。ひと月の収入は手取りで21万5000円ほどだが、実家暮らしのため家賃はかからない。貯金はひと月に7万円。毎月給与が振り込まれると10万円を引き出し、その範囲内で生活資金をやりくりしている。一見倹約家にみえるが、実は問題が隠れていた。

Aさんの父親は勤務医。中学、高校、大学と私立に通っていて、周りの友人も比較的裕福だった。Aさんもご多分に漏れず、学生時代からブランド服に身を固めていた。アルバイトをしても稼ぎはすぐに洋服代に。学生でも作りやすい百貨店のクレジットカードを使い、思いのままに買い足していた。

そんな習慣は社会人になっても消えていない。洋服などの買い物に加え、最近はまりだした街コンや合コンの参加費もかさみ、実際ひと月の出費は10万円を超えている。それを埋めるためにアテにしているのはやはりクレジットカード。洋服やバッグを買うときは必ずと言っていいほど使っていて、毎月2万~3万円の返済に追われている。

クレジットカードは社会人になると利用限度額が学生時代より高くなる場合が多い。ついついカードに頼った買い物が増えてしまいがちだ。Aさんの使い方は問題ないのだろうか。

「まだこれくらいであれば適正な範囲内でしょう。ただし利用額の支払いは一括払いにしましょう。もし分割払いやリボ払いを使うなら問題です。利息が発生するため、割高な値段で買い物をするのと同じこと。そもそもそんな払い方は毎月の収入に見合わない支出をしている証拠です。家計の見直しが必要でしょう」

「毎月の収入に見合わない支出を続けていると、カードキャッシングや消費者金融で借金をして家計を回す事態になりかねません。一度手を出し始めると、家計の赤字は雪だるま式に増えていきます。そうなる前に家計の見直しを図る必要があります。重要なのは『借りないで、ためたお金で買う』という意識。これは今から意識しましょう」

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