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イチロー、調子に大波 既定路線の再契約に影響も
スポーツライター 丹羽政善

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2015/9/28 6:30
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大リーグ、マーリンズの本拠地で試合があるとき、試合後の監督記者会見は、クラブハウスに入ってすぐ右側にある小さな部屋で行われる。15人も入ったら息苦しいぐらいの狭い部屋だが、そこでの会見が終わると、クラブハウスで選手を取材する時間となる。

マーリンズの本拠地球場で試合後の監督会見に使われる小部屋

マーリンズの本拠地球場で試合後の監督会見に使われる小部屋

ただいつからか、クラブハウスを見渡しても、イチローの姿を試合後に見ることはなくなった。

以下、延長戦となった9月23日の動きだが、イチローは試合終了10分後にはクラブハウスを出ている。

・午後10時30分 試合終了

・午後10時40分 イチロー帰宅

・午後10時45分 監督会見開始

最近はこうして早めに球場を出るケースが多いわけだが、そもそも監督会見がなかなか始まらない。ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は、試合後5分もしないうちに会見場に姿を見せるが、マーリンズのダン・ジェニングズ監督の場合、始まるまでに20分かかる場合もある。むしろ23日は早いほうだ。

シーズン後半に入って「らしさ」欠く

なぜ遅いのか。会見で監督は手元のメモを見ながら話す。おそらく試合後、その日の内容を整理してから会見に臨んでいるのだろう。質問が少ない場合は、メモしている内容を質問とは関係なく話し始めるので、必然、会見自体も長くなる。待ち時間と合わせれば約30分。これではイチローだけではなく、他の選手もクラブハウスを後にしてしまう。

23日の会見時間は約7分とやや短めだったが、会見場で監督が来るのを待っているときに小部屋の前を通り過ぎるイチローを見かけたので、長くても短くても同じことだった。

さて、8月22日以降、打撃低迷が続いているイチローだが、こういう試合後の状況が続いているので、それを本人がどう捉えているのか、なかなか見えてこない。

その8月22日から9月25日までのおよそ1カ月、イチローは29試合に出場し、20試合で先発出場したが、その間の打率は1割3分1厘にとどまる。出塁率も1割9分8厘。あと2個でメジャー通算500盗塁に達するが、出塁機会がこの状況ではなかなかチャンスは回ってこない。先週は22、23日とスタメンを外れた。ヒットの出ない状況がそれを招いた可能性は否定できない。

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