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守・破・離への道(岡田武史)

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FC今治、昇格へ正念場 行く手はオセロのごとし

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2015/9/19 6:30
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サッカー四国リーグでの今季のFC今治の戦いは、あと2試合を残すだけになった。20日には今治のホームに同リーグ1位の高知Uトラスターを迎え、首位攻防戦を行うことになっている。全国リーグの入り口である日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す我々にとって是が非でも勝たなければならない戦いになる。

勝利めざす傍ら、来季に向け備えも

高知Uの現時点での勝ち点は34(11勝1分け)、今治は31(10勝1分け1敗)だ。仮に今治が20日の首位決戦に勝っても勝ち点で並ぶだけ。高知Uの得失点差は+54で、今治は+47。高知Uとの試合でこの差を一気に埋めるのは難しいけれど、とにかく我々としては10月4日の最終節に望みをつなげられるように、大勢のサポーターが来てくれるホーム最終戦を勝利で飾りたいと思っている。

監督時代は眼前の勝利にフォーカスするだけでよかった。オーナーになるとそれだけでなく、来季に向けた備えをあちこちに打っておかなければならない。

例えば、今年昇格を決め、来年はJFLで戦うことになった場合のスタジアムの問題。今治には会場に見合ったところがない。それで一時は隣の西条市のスタジアムを使うことも考えたけれど、来年から国体に向けた改装工事に入るらしく使用は難しいかもしれない。JFLで戦うとなると、会場を求めて愛媛県内を、あるいは四国内を来年は転々とすることになるかもしれない。

そうなるとスポンサーボードをどうするか。試合の度に持ち運ぶわけにもいかないし。そもそも、スポンサー企業のボードの掲出を会場側が許してくれるのかどうか。JFLになると試合を有料にできるからチケットの販売方法も考えないといけない。そういうことを関係各方面と一つ一つ詰めておかないといけない。

試合会場に関しては、そんな状態がいつまでも続かないように、JFLに上がったら自分たちが最優先で使えるスタジアムの建設に着手し、2年目のシーズンからは稼働させたいと思っている。そのための土地の手当てはメドが立っている。収容能力が3000人程度のスタジアムでも造ろうとすると2億円くらいはかかってしまうが、このスタジアムは自前で建てることにした。そういう金策にも走り回っている。

JFLでは今のユニホーム使えず

ちょっと驚いたのはJFLに上がったら今のユニホームを使えなくなることだった。今治のファーストユニホームは濃紺がベース。それが審判団の着る黒のユニホームと紛らわしいからだそうだ。「審判が黄色とか赤とか違う色のユニホームを着ればいいじゃん。こちらで用意してもいいよ」と軽く考えていたのだが、審判のユニホームはJFLのスポンサーになっているスポーツメーカーが独占的に提供しており、それは黒しかないからダメらしい。

チームによっては、それなりに由緒正しい伝統があってユニホームの色を決めているところもあるだろうに、そんな理由だけで変えさせられたら、さぞや悲しいだろう……。

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