日本サッカー世界への挑戦

フォローする

劇的勝利のG大阪、難敵待つ準決勝へ ACL
サッカージャーナリスト 大住良之

(1/3ページ)
2015/9/18 6:30
保存
共有
印刷
その他

サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は15、16の両日で準々決勝の第2戦を行い、東地区では広州恒大(中国)とG大阪が、そして西地区ではアルヒラル(サウジアラビア)とアルアハリ(アラブ首長国連邦)が準決勝に進んだ。広州恒大(中国)とG大阪の準決勝第1戦は30日に広州で、そして第2戦は10月21日に大阪の万博記念競技場で行われる。

協会・リーグ、年々サポート充実も…

2007年に浦和が、そして08年にはG大阪が優勝して「ACLに日本時代到来か」と思われたが、以後日本のクラブの決勝進出はなく、準決勝にたどり着いたのも、09年の名古屋、13年の柏に続いて今年のG大阪で3チーム目。その間に、韓国や中国、あるいはオーストラリアのクラブに押され、日本勢はグループステージを勝ち抜くのも厳しい状況になってきている。

柏が準決勝に進出した13年には、日本から出場した4チームのうち3チームがグループステージを突破できず、孤軍奮闘の形となった柏も、準決勝では広州恒大にホームで1-4、アウェーで0-4と完敗した。

昨年はC大阪、広島、川崎の3クラブがグループを突破したものの、すべてラウンド16(決勝トーナメント1回戦、準々決勝の前のラウンド)で姿を消した。

日本サッカー協会とJリーグは07年からACLに出場するチームに金銭的支援や人的なサポートをしてきた。遠征費を一部負担したり、試合運営に必要な人材を派遣したりしたのだ。そして13年には「第2次サポートプロジェクト」をスタートさせ、年々充実させてきた。

今年の段階では、遠征費の補助(ラウンド16までは80%、以後は50%)、本来ならクラブが選手に支払う「勝利給」の支給、試合運営のサポート、Jリーグ日程の柔軟化(ACL前後の試合を本来なら土曜日のところ金曜日や木曜日にまで前倒ししたり、日曜日に後倒ししたりする)、天皇杯でのシード(ACL出場チームは11月の4回戦以降から登場)、さらには対戦相手チームのスカウティング映像提供……。今年の出場チームは、協会とリーグから「これ以上はできない」というほどに手厚いサポートを受けて戦ったのだ。

柏、懸命な攻めも実らず準々決勝敗退

しかし鹿島は2勝4敗、浦和は1勝1分け4敗で、ともにグループ最下位(4位)に終わった。

ただG大阪とリーグステージの前の「プレーオフ」から出場した柏はグループを1位で通過、ラウンド16ではG大阪がFCソウルを、そして柏が水原をと、ともに韓国勢を下して準々決勝にコマを進めた。

その準々決勝、柏の相手は13年チャンピンの広州恒大。この年には準決勝で当たり、大敗した相手だ。

ホームでの第1戦、柏は消極的な試合になってしまった前半に2失点し、後半は盛り返したものの1-3の敗戦。苦しい立場となった。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

保存
共有
印刷
その他

サッカーコラム

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップスポーツトップ

日本サッカー世界への挑戦 一覧

フォローする
VAR判定でレッドカードを受け退場処分となる田中碧(左)=バンコク(共同)共同

東京オリンピックへの出場権をかけたアジアU-23選手権は、まだタイで続いている(決勝は1月26日)。しかしそこに日本代表の姿はない。グループリーグB組でサウジアラビアとシリアにともに1-2で連敗し、そ …続き (1/23)

天皇杯サッカーで初優勝を果たし、喜ぶ神戸イレブン=共同共同

 元日に新国立競技場で行われたサッカーの天皇杯全日本選手権決勝、なかでも前半45分間のヴィッセル神戸の出来は出色だった。Jリーグ時代になってから最も成功したクラブであり、毎年優勝争いに加わる鹿島アント …続き (1/9)

森保監督(右)は22年から逆算して日本代表を世界に向けて大きく飛躍させようとしている=共同共同

 森保一監督率いる日本代表は2019年に23試合を戦った。
 通常、国際サッカー連盟(FIFA)が定める「国際マッチデー」で可能な試合数は年間10。だが今年は1月にアジアカップ(アラブ首長国連邦=UAE …続き (2019/12/26)

ハイライト・スポーツ

[PR]