2019年9月17日(火)

重圧下のプレー、どう楽しむ 南ア戦は良き挑戦者に

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2015/9/16 6:30
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ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会の開幕まであと2日。その翌日に大会初戦を控える日本代表は、12日から試合会場となるブライトンで練習を行っている。イングランド南岸のこの都市は天気が変わりやすいことで知られる。日が照っていたと思えば、不意の豪雨。傘も差せない強風が吹き付ける。キックオフとほぼ同じ午後5時から行われた14日の練習では、「寒いー!」と叫びながらグラウンドに出ていく選手もいた。

バックスのサインプレー、細かく整備

2012年の就任後、非公開練習はほとんどしなかったエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)だが、ここへ来て報道陣への公開も冒頭15分に絞るようになった。人目を遮り、バックスのサインプレーなどを細かく整備しているようだ。

本番が近づき、選手に掛かる重圧も徐々に増している様子。25歳で初の大舞台に臨むSO立川理道(クボタ)は「楽しめている部分と、不安というか、今まで感じたことのないプレッシャーの中でやるという、いい緊張感がある」と話す。

いくら国内では経験豊富な選手といえど、4年に1度の大会は特別。こういう状況も予想していたのだろう。ジョーンズHCがこの半月ほど力を入れてきたのが、選手間での経験の"伝授"だった。

8月下旬には、選手を6人程度のグループに分けて食事に行かせ、W杯経験者が体験を語る場を設けた。9月上旬には、過去2大会に出場したロック大野均(東芝)がミーティングでスピーチをしたという。

今回の日本代表31人の中で、W杯を経験している選手は10人。1次リーグの対戦相手を見ると、南アフリカ15人、スコットランド6人、サモア13人、米国11人だから、日本は平均値といえる。

「異様な雰囲気も、とらえ方次第」

ただ、南ア、スコットランドは大観衆の前で代表戦を年に約10試合行っている。サモアも英仏や南半球のクラブに所属している選手が多く、大舞台の経験はある。ブライトンのスタジアムの収容人数は約3万人だが、日本の選手はその客席が埋まるような、緊張感漂う中で戦った経験は少ない。

HCの狙い通りと言うべきか、経験者の言葉は頼もしい。「スタジアムの異様な雰囲気も、とらえ方次第。プレッシャーと思うのか、大観衆の雰囲気を楽しむのか。楽しんだ方がテンションがあがり、いい状態で臨める」と大野。

前回大会を知り、南半球最高峰リーグ「スーパーラグビー」でも実績があるフッカー堀江翔太(パナソニック)も言う。「試合が始まると、歓声やスタンドとかがいつもと違ったりして、思ったプレーができない部分もあると思う。コミュニケーションを取って、(選手が)パニックになったときにうまくリードできればいい」

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