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「第2グループ」どこが抜け出す? ラグビーW杯

日本代表、5日にジョージア代表と調整試合

18日(日本時間19日)にイングランドで開幕するラグビーワールドカップ(W杯)を前に、日本代表は5日(同6日)、ジョージア代表と対戦する。大会前の最後の調整試合だ。4日時点の世界ランキングは日本が14位でジョージアが13位と力は拮抗。両国とも「ティア2」などと呼ばれる、いわゆる「第2グループ」の国だが、本大会では第2グループ国が旋風を巻き起こすかどうかも楽しみの一つだ。

事前合宿地で初練習するラグビー日本代表(2日、ブリストル)=共同

ジョージアは国をあげての強化が実り、急速に力をつけてきた。W杯には2003年大会に初出場し、今大会まで4大会連続で出場している。03年大会こそ予選リーグで全敗だったが、07年大会にナミビアから、11年大会ではルーマニアからそれぞれ勝利をあげている。日本とは過去2度対戦があり、通算成績は1勝1敗。いずれもジョージアの首都、トビリシで試合を行い、12年11月には日本が25-22で競り勝ったが、14年11月には24-35で敗れている。

ジョージア、FWに自信

フォワード(FW)に自信を持つジョージアは、代表選手の多くがフランスを中心とした欧州の強豪クラブでプレーしているのも強みだ。日本にとっては、本大会の初戦で対戦し、ジョージア以上の強力FWを擁する南アフリカを想定した戦いとなる。ジョージアのFWに押されるようでは、南アにはとうてい対抗できないだろう。会場はグロスター。第2戦でスコットランド、第4戦で米国と対戦する場所で、試合会場に慣れる意味合いもある。

ところで「ティア2」の「ティア」とはどういう意味だろう? 英語でtierと表記し、意味は段、層、列など。国際統括団体のワールドラグビー(WR)などがこうした言葉を公に使っているわけではないが、ラグビー界では「階級」といった意味で使われている。「ティア1」はいわゆる強豪国。定義はないが、以前はニュージーランド(NZ)、南ア、オーストラリア、イングランド、アイルランド、ウェールズ、スコットランド、フランスの8カ国がそう言われていた。最近ではアルゼンチンもティア1の仲間入りをしたというのがラグビー関係者のおおかたの見方だ。

ティア2はこれらの国以外でW杯に出場できるくらいの力を持つ国を指す。ティア2の国がW杯で不利な試合日程を組まされることは8月21日公開の記事「ウルグアイの力量は?」でも触れた。加えてティア2の国々はなかなかティア1の国との試合が組めない。本来ならば日本代表も本大会前にティア1の国と試合ができたらよかったのだが、強豪国は強豪国同士で試合を組む。

サモア、イタリアなど決勝T進出の可能性秘める

第2グループで決勝トーナメントに進出できる可能性があるとしたら、どこの国だろう? 日本と言いたいところだが、サモアがその筆頭だろう。世界ランキング12位のサモアは今年7月、地元アピアで同1位のNZ相手に16-25の接戦を演じた。NZがほぼ一軍だったことを考慮すると、同10位のスコットランドに勝つ力は十分にある。

イタリアも可能性を秘めている。イングランド、アイルランド、ウェールズ、スコットランド、フランスがそれぞれ対戦する欧州5カ国対抗戦に2000年に加入。6カ国対抗戦に衣替えした大会で、これまでに同じグループのフランスのほか、ウェールズやスコットランドに勝った経験がある。

もちろん、サモアやイタリアに勝ったことがある日本にも十分にチャンスがある。そのためにも互角といえるジョージアに勝ちきることが必須だろう。

(電子編集部 松井哲)

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