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逆襲ロッテ、ジェットコースター並みのCS争い

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2015/9/1 6:30
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勢いがついたところで失速、窮地に陥ると持ち直す。強いのか弱いのかよく分からないのが今季のロッテの戦いぶりだ。30日のオリックス戦はその縮図のようだった。「2つ勝った後、5点を取って気が抜けていた。ミスも多く、こんな野球をしていたら上位のチームには歯がたたない」と試合後の伊東監督は話した。

正念場に向け頼もしい戦力戻る

ペナントレースを振り返っても、勝ちが続くと気が緩み、負けが込むと必死になる感がある。2位に大差をつけられ、3位争いが現実的な目標であれば、しゃかりきになって勝たなくても、勝率5割を維持していれば何とかなる。連敗中、伊東監督は「絶対に何とかしようという気持ちがみえない」とこぼした。チーム全体に、心のブレーキを踏んでしまうところがみえる。

正念場に向け、頼もしい戦力が戻ってきたのはプラス材料だ。8月中旬に復帰した荻野貴司は22日の西武戦で4安打するなど好打が目立つ。その快足も相手チームには脅威になる。投手では内竜也。昨年の手術を経て、23日の西武戦で今季初登板し、オリックス戦では2日続けて勝ちパターンで起用された。2010年、中日との日本シリーズでは4試合に登板して8回を13奪三振無失点。リーグ3位から日本一に駆け上がった「下克上」の原動力となる快投を記憶するファンも多いだろう。150キロの快速球と得意のスライダーには当時と遜色のない切れ味がある。「毎年、この時期に上がってくることしかできなくて」と少々ばつが悪そうだが、緊張感のある1軍のマウンドは「全然違う」。待ちわびた見せ場に生き生きとした笑顔を見せている。

伊東監督、一番のプレゼントは?

29日、選手から53歳の誕生日を祝ってもらった伊東監督は「まだチャンスはある。終わってみんなでお祝いしよう。それが一番のプレゼント」とスピーチした。そのためのカギは「スキを見せないこと。先発投手陣の踏ん張りと両外国人(デスパイネとルイス・クルーズ)の打棒」だという。不用意な失点を防ぎ、ポイントゲッターが好機に1本打つという当たり前のことだ。だが、今季のロッテは、その「当たり前」を継続できないから波に乗れない。今週は日本ハム、西武との6連戦。勝敗は時の運という面もあろうが、やるべきことはやったうえで命運を待ちたい。

(吉野浩一郎)

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