2019年7月16日(火)

人に追従する台車型ロボットで生産性を向上

2015/8/28付
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日経テクノロジーオンライン

ZMP(本社東京)は台車型ロボット「CarriRo(キャリロ)」の受注を開始した。同社はロボットを用いたスマートな職場を目指すとともに、生産性の向上を促す。

CarriRoは台車の持ち手部分にコントローラーを搭載したロボット。このコントローラーを動かすことで台車を簡単に操れる。ビーコンを装着した利用者の後ろを追従するように自律走行させることも可能だ。これにより多くの作業員を用意したり、何度も同じ経路を往復したりせずに物を運搬できる。

台車型ロボット「CarriRo(キャリロ)」

台車型ロボット「CarriRo(キャリロ)」

CarriRoのコントローラー

CarriRoのコントローラー


ロボットに搭載されているセンサーを利用して、現場の見える化も実現できる。例えば加速度センサーによって、台車の荷物がどう扱われたか、どこで強い衝撃を受けたのかなどを分析できる。現場の改善点がどこにあるか、作業員が荷物を乱暴に扱っていないかなどを把握できる。

同社はまずこのロボットを物流センターなど屋内の現場へ導入する。物流業界は現在、ネット通販などの需要増大により作業の許容量が限界を迎えつつある。加えて少子高齢化による労働人口の減少などで慢性的な人手不足が問題となっている。ロボットを導入することで、女性や年配者でも働きやすい、負担の少ない労働環境を目指す。

追従機能の利用

追従機能の利用

センサーを利用した運搬状況の確認

センサーを利用した運搬状況の確認


ZMP代表取締役社長の谷口恒氏

ZMP代表取締役社長の谷口恒氏

「CarriRoには100社を超える引き合いがある」(同社代表取締役社長の谷口恒氏)といい、今後の事業拡大も視野に入れる。

現在は平坦な現場での利用を想定しているが、将来的には路面がごつごつしている場所でも利用できるようにしていく。自律して作業現場を走行する機能も開発中で、その場合はティーチングによって運搬経路を覚えさせる。

主な仕様は、本体質量が35kg、最大速度が7km/h、最大積載荷重は100kgまで。連続稼働時間は8時間を見込む。

販売時期は2016年初旬、価格は3年のリースプランで月額2万4000円(税別)の予定だ。なお、2014年発表時は6年リースで月額7000円程度としていたが、バッテリー容量の増大などにより上記価格となった。

(日経テクノロジーオンライン 野々村洸)

[日経テクノロジーオンライン 2015年8月28日掲載]

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