広島・菊池、研究心と反復練習が生むプロの美技
スポーツライター 浜田昭八

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2015/8/30 6:30
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打率が前年の2割4分7厘から7分8厘も上がったことについて、当の本人は明確な原因を挙げることができなかった。「強いて言うなら、常に速球を待つ意識でいると、変化球がきても対応できる。それがうまくいったのか」と言った。

初心に帰って速球に立ち向かう姿勢

今年は押しも押されもしない中心選手として、優勝争いするチームに貢献するはずだった。ところが、広島は序盤に7連敗するなど、ずっと低迷した。さまざまな原因があるが、ともに打率2割3分台をウロウロした「キクマル」の不振が響いた。菊池については油断したわけではなかっただろう。守備は相変わらず光っているが、打撃では厳しく内角を突かれるなど、相手に研究された影響がでた。

6月のセパ交流戦で、打撃の調子が上向いた。交流戦では打率3割1分。初心に帰って速球に立ち向かう姿勢が好結果を生みつつある。広島はまだクライマックスシリーズ(CS)への希望をつないでいる。目の前のCSに出場することも大事だが、広島は巨人、阪神などと常にペナントを争うチームにならなければならない。ヤング・カープを引っ張る菊池の責任は大きい。

 菊池涼介(きくち・りょうすけ) 1990年東京都出身。2012年、中京学院大からドラフト2位で広島入り。2年目から主に2番二塁で活躍。14年に打率3割2分5厘で打撃30傑の2位。13、14年にゴールデングラブ賞受賞。171センチ、69キロ。右投げ右打ち、内野手。
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