2019年6月18日(火)

ソニー、可視光/近赤外センサーを低コスト化する技術

2015/8/5付
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日経テクノロジーオンライン

ソニーは、可視光と近赤外光の両方を撮像できるイメージセンサーを低コスト化する技術を開発した。従来、可視光の撮像時には近赤外光を遮断するフィルターをセンサーの前に可動機構を使って被せていた。今回、この機構式フィルターをなくした。

代わりに、カラーフィルターを変更した。2015年7月31日に開催された「赤外線アレイセンサフォーラム2015(Infrared Array Sensor Forum 2015)」で技術を公開した。

カラーフィルターは、一般にR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色で構成し、センサーの感度を考慮してGを2画素分に割り当てる。すなわち4画素でカラー表示を可能として、この繰り返しパターンをイメージセンサーの各画素に対応させている。

今回、カラーフィルターのGのうちの1つをW(白)に置き換えた。3原色に加えWの情報を使って演算処理することによって、近赤外光の信号のみを取り除くことができるという。これによって、近赤外光除去フィルターを使わずに劣化の少ない可視光を撮像できるとする。ただし、Gの入力信号が減る分、画質は落ちる恐れがあるが、これも画像処理によって補う。

同社は、既存のイメージセンサーを使って、カラーフィルターと画像処理ソフトウエアの変更だけで、近赤外光も撮像できる応用展開が可能になる。なお、カラーフィルターを提供しているのは富士フイルムである。

(日経テクノロジーオンライン 三宅常之)

[日経テクノロジーオンライン 2015年8月5日掲載]

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