写真のプリント「減った」84% スマホやデジカメ普及で

2015/8/2付
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 インターネットを通じて写真撮影や現像の習慣について全国の男女に聞いたところ、デジタルカメラやスマートフォン(スマホ)の普及によって、フィルム式カメラの時代よりも写真を現像・プリントする機会が「減った」と考えている人は全体の84.1%に達した。

■写真撮影「スマホや携帯で」最多

自分で写真を撮影するときに主にどのようなカメラを使うか、複数回答で選択肢の中から選んでもらうと、「スマートフォンや携帯電話のカメラ」が68.2%と最も多く、デジタルカメラが57.7%で続いた。フィルム式のカメラと答えた人は1.7%にとどまった。「写ルンです」のようなレンズ付きフィルム(1.2%)やインスタントカメラ(0.6%)も少数派。また「写真は撮影しない」と答えた人も11.3%いた。

千葉県松戸市の喫茶店で開かれた「アルバムカフェ」

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インスタントカメラ以外を使って何らかの形で写真を撮る人を対象に、撮影した写真を専門店で現像したり自宅のプリンターで印刷したりして、主にプリントの形で保管しているかどうかを問うと「はい」と答えた人は全体の31.5%。ただ20代男性で41%、30代女性で37.4%が「はい」と答えるなど、若い世代では写真をプリントしている人の比率が比較的高くなっていた。

■20代女性「SNSで写真共有」50%

「写真を主にプリントの形で保管しない」と答えた人に、どのような形で撮影した画像を利用しているか複数回答で聞くと、「スマホやデジタルカメラの液晶画面などで確認する」が71.8%と最多で、「パソコンやタブレット端末、ネット上のアルバムサービスなどに保管して画面で見る」が50.2%で続いた。「メールで友人や知人に送る」は19.8%、「フェイスブックやインスタグラムなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて友人・知人と共有する」も19.5%いた。SNSで写真を共有する人は、20代女性に限ると50.7%に達していた。

何らかの形で写真を撮影している人を対象に、主にどのような被写体を撮影しているか選択肢の中から複数回答で選んでもらうと、「風景」が66.3%で最多だった。「食べ物」(35.4%)、「子供以外の家族」(34.7%)、「自分の子供」(33.4%)、「友人・知人」(30.1%)、「ペット」(23.8%)、「花」(22.1%)など撮影対象は幅広い範囲に広がっていた。「食べ物」を選んだ人は20代女性で62.8%と最多になり、「自分の子供」は40代男性が50%で最も多くなるなど、性別・年代によっても大きなバラツキがみられた。

写真を台紙に貼って飾り付ける「スクラップブッキング」も静かな人気に(山下知美さん作製)

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デジカメなどで撮影した写真を1冊の本に製本してくれる「フォトブック」のサービスを利用したことがある人は全体の19.8%。ただ30代女性に限れば30%、30代男性も26%が利用経験があると答えており、子育て世代では利用している人の割合が比較的高くなっていた。

子供のころに両親が家族写真をまとめたアルバムを作っていたかどうかを聞くと、全体の65.7%が「はい」と答えた。この人たちを対象に、今でも古い家族のアルバムを手にとって眺めてみることがあるかどうかを尋ねたところ「はい」と答えたのは60.4%。20代に

限れば「はい」が72.7%に達していた。

■家庭でアルバム作らない現状が浮き彫りに

一方で、いま自分の家庭で写真をプリントしてアルバムなどを作ることがあるかどうかを聞くと(複数回答)、「1枚ずつプリントした写真でアルバムを作る」が36.7%、「フォトブックのサービスを利用して本にする」が11.6%、「カレンダーやポストカードにする」が5%。「写真をプリントすることはない」と答えた人が52.6%に達しており、現代の家庭ではアルバムなどがあまり作られなくなっている実情が浮き彫りになった。

ただ、今はアルバムやフォトブックを作っていない人でも「いつかは撮りためた写真をアルバムやフォトブックにまとめたい」と考えている人は36.4%いた。

この調査は楽天リサーチを通じて7月24~26日、全国の20~60代の男女1000人を対象に実施した。

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