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スポーツ界に足りぬ「見る力」 目を鍛え能力アップ
飯田覚士氏に聞く

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2015/7/11 3:30
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 世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級元王者の飯田覚士氏(45)が、目で見る力を鍛える「ビジョントレーニング」の普及を目指して、今月中にも一般社団法人「日本視覚能力トレーニング協会」(代表理事・飯田氏)を設立する。現役時代からビジョントレーニングを続け、現在もスポーツ選手を指導する飯田氏に、協会設立の狙いなどを聞いた。

飯田氏は現役時からビジョントレーニングを続け今も選手を指導

飯田氏は現役時からビジョントレーニングを続け今も選手を指導

目から入った情報、素早く正確に判断

 ――ビジョントレーニングとは何か。

 「視力という言葉はみなさん知っているけれど、視覚能力となるとピンとこないと思う。見るということに関して、遠くの物をはっきり見る以外にも目の使い方はいっぱいある。わかりやすくいうと、動体視力や視野の広さなどがそう。携帯電話でメールを打つときに変換候補がいっぱい出てくるけれど、数ある変換候補の中からパッと目標の物を見つけるということもそうだ。物が陰に隠れて一部分しか見えていないのに、隠れた部分が何かをちゃんと判断するというのも目の力。目から入った視覚情報を素早く正確に脳で判断し、体を使って出力する。それをスムーズにするのがビジョントレーニングだ」

 「スポーツだったら、例えば相手の動きやボールを見て、素早く判断し、打ったり取ったりよけたりすること。トレーニングは最初は両目が上手に使えているかというところから始め、いろいろな見え方、見る力をつけていく。0.1秒の時間で右に動くとか左に動くとか瞬時に判断するような競技なら、そこをクローズアップしてトレーニングして伸ばしていく」

 「相撲界からも指導の依頼があるが、力士だったら一瞬の動きで勝負が決まるので立ち合いの判断のスピードを上げていく必要があるし、ボクサーだったら相手の動きを見て打ってくるパンチを判断しなくてはならない。野球であれば投手の投げる球の見極めのほか、最初に打席に立ったときと同じように最後の打席でも見続けられるスタミナが必要。目にはいろいろな力があるし、種目によってアプローチするところが違う」

目には様々な力がある。トレーニングではいろいろな見え方、見る力をつけていく

目には様々な力がある。トレーニングではいろいろな見え方、見る力をつけていく

1日3回各5分、約3カ月で効果実感

 ――現役時代の飯田氏のビジョントレーニングの成果は。

 「僕は日本ランキングに入ったときから始め、朝昼晩と1日3回、各5分くらいトレーニングをした。それまでは上目遣いができておらず、顎が全然引けなかった。上目遣いで焦点を合わせるところからトレーニングをして、3カ月くらいたってから効果を実感し始めた。本当にパンチがよけやすくなって、相手の動きが読めるようになってきた。視野も広がり、頭からつま先まで相手の体全体を見て、ほんのちょっとしたパンチの打ち出しの動きで、フックなのかストレートなのか読めた。相手がストレートを振ってきたらギリギリでよけて、すぐに打ち返しの構えをしていた」

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