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朝型勤務「ゆう活」導入、賛否両論
第230回 編集委員 木村恭子

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2015/7/9 3:30
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政府が1日から国家公務員を対象に始めた、勤務時間を朝型にシフトする取り組み「ゆう活」で、男性の子育て参加や個人の余暇の活用が進むと思わない人が73.3%となり、進むと答えた人の26.7%を大きく上回りました。

一方で、実際に自分が働く会社で「ゆう活」が導入された場合は、賛成49.9%、反対50.1%と意見が分かれました。

勤務の開始時間を早めることには賛成であっても、退社後に男性が子育てに参加をしたり、自分が余暇を楽しめるかについては疑問に思っている様子が、皆さんからのコメントでうかがえました。

実際、朝型勤務のシフトを強いている職場に勤務していると思われる読者から、次のような問題点の指摘がありました。

「この政策により、主人が保育園に送ることができなくなりました。夜も結局初日の1日しか実行できてません。保育園の送りか迎えどちらか必ずできるようにしてほしい。女性にしわ寄せです」(31歳、女性)

同じく30代の子育て世代からも「小学生の子供がいるが、学校や学童の時間は変わらないため、朝型にシフトするのは難しい」(36歳、男性)との声がありました。

こうした現状に対する解決策として、「他の会社、日本社会全体が追従すれば進むと思います」(30歳、男性)と、一部の職種だけでなく、社会全体で取り組む必要性を挙げたコメントがありました。

また、朝型勤務にシフトをしたとしても、業務量が変わらないのであれば、「早朝勤務したところで空いた夕方の時間に仕事を入れられるだけ」(25歳、男性)「単に労働時間が長くなるだけ」(56歳、男性)との声も目立ちました。

まずは長時間労働で残業が前提となっている働き方を解消することが先決であるとの考えです。

さらに、「男が子育てに参加するか否かや余暇の活用はあくまでも個人の問題」(71歳、男性)などとして、男性の子育て参加を促すには男性自身の意識改革を進めることや、余暇を楽しむにあたってはオフ時間を楽しむライフスタイルへの転換を指摘する声もありました。

一方、「ゆう活」により男性の育児などが進むとの答えの中には、実体験を挙げた人もいました。

「父親は勝手に『ゆう活』をしていましたが、そのうちに私と遊んだり、畑仕事したりして、それなりに家庭が助かっていた」(42歳、女性)

制度として導入することで、生活パターンが自然と変わってくる効果を指摘する声もありました。

「日本は非効率的な働き方が多いといわれているので働き方を見直すいい機会でもある」(45歳、男性)

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