2019年1月23日(水)

「パ・リーグの遠征は厳しい」は本当か

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2015/7/12 6:30
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プロ野球のセ・パ交流戦でパ・リーグが勝ち越した理由の一つに「札幌から福岡まで広範囲の移動に慣れているパ・リーグに対し、セ・リーグは不慣れな遠征が負担になった」ということが挙げられていました。こうした点がハンディになるのかどうか、メジャーの例もみながら考えてみましょう。

メジャーの移動、イメージと違い楽

広大な北米大陸を回るメジャーの遠征は試合数の多さと相まって、肉体的にも精神的にも日本よりはるかに厳しいというイメージがあるかもしれません。

結論からいうと、日本より楽です。原則的にチャーター機で移動しますから、空港での手続きなどを含めて、ストレスを感じることがほとんどありません。

連戦が終わるとすぐに着替えて、球団が用意したバスに乗り、空港に向かいます。空港では一般の旅客と同じセキュリティーゲートを通るのでなく、バスでそのまま飛行機に横付けです。そこで保安係の人に金属探知機などのチェックを受けます。

そこから先はもう空港施設に戻って、他の人と接触するようなことはできませんが、空港に用事があるわけではありませんし、問題ありません。

飛行機で移動したら、またそこにバスが待っていて、という具合です。確かに移動時間が長いということはありますが、日本で一般のお客さんにまぎれて飛行機や新幹線で移動するよりもはるかに楽でした。

空港もメーンの大きな空港でなく、場所によっては地方の空港を使いますので、一般のお客さんも少なく、混雑に見舞われることはまずありません。

ヒューストンに到着したとき、軍関係のような見慣れない飛行機や機材が並んでいるなあ、と思ったら米航空宇宙局(NASA)関係の空港だった、ということもありました。

時差3時間、「西から東」はやっかい

ブルージェイズが本拠を置くトロントはカナダですから、米国からは国境をまたぐ移動になります。当然、入国審査、税関検査が必要になりますが、私がいたころは空港に着くと飛行機のなかに係員が入ってきて、パスポートなどをチェックしてOK、という段取りになっていました。いちいちゲートに並ぶ必要がないのです。

今はさすがにそこまではやってくれず、入国管理・通関のゲートを通るようですが、それでも専用のゲートなのでスムーズです。日本だと、プロ野球チームだからといって特別扱いしてくれるはずもなく、これはもう文化の違いとしかいえませんね。

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