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本田道(上) 日本流サッカー、世界で示したい

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2015/7/8 6:30
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 2018年のワールドカップ(W杯)ロシア大会に向けて、サッカー日本代表は6月にアジア2次予選にこぎ出したばかり。そのチームの中心にいる本田圭佑(29、ACミラン)に先日、話を聞く機会があった。オーストリア3部リーグのSVホルンの買収など意表を突く話題を振りまきながら、その視線は常に日本サッカーの行く末を凝視している。そんな本田の哲学、思考法、日本代表への思いなどを2回にわたって紹介する。

育成の関心芽生え、12年にスクール開設

 選手育成に本田が関心を持つようになったのはオランダのフェンロ時代にドイツなどで行ったサッカー教室にまで遡る。

 「その時の経験が育成に対する意識を芽生えさせた。今になって、子供の頃こうしておけば良かったと思うことがあるじゃないですか。それと最近の子供の傾向として技術は高いけれど、体と精神的な部分は物足りなかったりする。そこをどう高めていくかとか」

インタビューに答える本田圭佑=写真 浅原敬一郎

インタビューに答える本田圭佑=写真 浅原敬一郎

 問題意識を形に変えるのは本田の流儀。12年5月にサッカースクール「ソルティーロ」を大阪に開校、今その数は関東、関西、九州に49校と膨らんだ。さらに数を増やして、いずれアジアに進出する構想もある。

 スクールを立ち上げた時から「ピラミッド型の育成図は頭にあった」という。小学生までが対象のスクールの上にジュニアユースを東京と大阪に構築。6月に経営参入を発表したSVホルンとジュニアユースをつなぐユースチームも念願の専用グラウンドとともに16年をめどに発足予定だ。

 組み上がるピラミッドの中でユースとSVホルンはプロ、欧州、ビッグクラブの登竜門として機能させるよう目指す。高校の部活からイタリアのACミランまで成り上がった本田のノウハウが当然、指導の肝になる。

 「この育成モデルの成功像としてあるのは今、教えている子たちが代表や海外でプレーするようになること。そういう選手を自分らで生み出し、質を高めることができれば、やっている活動の意味や意義が誇れるものになってくると思う」

オーストリアのリーグ、「水準高い」

 SVホルンには強化や営業部門などの長に腹心を送り込む。年間で数億円単位の運転資金はかかりそうだし、人口6500人ほどのホルンの町に溶け込むだけでも大変な作業だろう。

 「まず、日本の全国の皆さんにお伝えしたいのはオーストリアのリーグの水準の高さ。近年は育成にも力を入れ、個で見れば体は大きく瞬発力やパワーもある選手がそろっている。鍛えた選手をビッグクラブに送り込むポテンシャルを1部リーグは備えています」

 3部所属のSVホルンといえども、「日本の選手がプレーするとなったら簡単ではない」。

 一方、外国人枠の規制は緩く、日本から選手をまとめて送り込めることが有形無形の恩恵をもたらす可能性がある。

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