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居並ぶ海外強豪もなんの…ゴルフ武藤、自信膨らむV
編集委員 吉良幸雄

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2015/7/1 6:30
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 招待選手は2011年マスターズ王者のシャール・シュワーツェル(南アフリカ)や13年全米プロ選手権覇者のジェーソン・ダフナー(米国)、最新の世界ランク28位のイアン・ポールター(英国)ら豪華メンバーがずらり。新規開催の異色トーナメント、ISPSハンダグローバルカップ(6月25~28日、山梨県ヴィンテージGC、6774ヤード=パー71)は武藤俊憲(37)がアンジェロ・キュー(フィリピン)とのプレーオフを制し、12年関西オープン以来、3年ぶり6勝目をマークした。

プレーオフ2ホール目で決着つける

 最終日、4組前のキューが64をたたきだし通算14アンダーで先にホールアウト。首位発進した武藤はやや出入りの激しいゴルフで、ボギー直後の16番を迎える時点では2打追う立場になっていた。しかし16番で20メートルの長いバーディーパットをねじこみ、17番の3メートルのパーパット、18番は5メートルのバーディーパットを沈め、キューに追いつく。プレーオフでは1ホール目でティーショットを左林に打ち込みながらパーとしてキューと分け、2ホール目にバーディーを奪って決着をつけた。

 優勝翌日に改めて勝因を尋ねると「奇跡的な、大事なパットが入ってくれた。勝つ時はこんなものでしょうか」と話した。そうだろう。昨秋の三井住友VISA太平洋マスターズでは18番で1メートルのバーディーパットを外し1打差の2位に敗れた。「プロは勝ってナンボ」と悔しさをかみ殺した姿が印象に残っている。日本シリーズJT杯(3位)まで終盤4試合連続でトップ10入りしたが、胸中では複雑な思いが渦巻いていた。

 昨季からミズノと用具使用契約した。ショットメーカーにとっては、定評あるアイアンなど老舗メーカーのクラブは大きな武器になる。かなりの意気込みでシーズン入りしたが、よりによって「ホスト大会」のミズノオープン(5月)で左足首靱帯断裂の重傷を負った。手術は回避したものの、治療とリハビリに2カ月を費やし、8月の復帰戦(KBCオーガスタ=3位)まで穏やかならぬ日々を過ごした。

ボールなどを元に戻して完全復活

 故障した左足を無意識のうちにかばっていたせいだろう。今季はずっと右股関節に違和感を感じていたらしい。5月の日本プロ日清カップヌードル杯ではプロアマ戦でショットが乱調。初日は2位と好発進したものの60位と崩れた。今回の優勝前の2試合も予選落ちしていた。

 「朝起きるとあっちが痛い、こっちが痛いと。体の使い方がよくなくて腰に張りがあった」と秋山武雄トレーナー。しかし5月初めに替えたボールなどを元に戻したことで、ショットのイメージも変わったからだろうか。秋山トレーナーは「体のバランスが良くなり、楕円のラグビーボールが丸いボール、球体になった感じ」と完全復活に太鼓判を押す。

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