日経平均596円安、気持ち悪いのはギリシャの後
証券部 三島大地
[有料会員限定]
先週まで明るい見通しだったギリシャ問題がにわかに不透明になり、29日の日経平均株価は596円安と今年最大の下げとなった。「やはりギリシャ問題は根が深い」との声が多かったが、もうひとつ市場関係者を身構えさせたのは中国株の弱さ。ギリシャ問題が欧州の域内の話で済みそうなのに対し、中国株の行方は日本株をモロに直撃しかねないからだ。
「以前の債務危機とは違うから」。日経平均が一時500円超安となった朝方、...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り953文字
関連企業・業界