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全米オープン、タフすぎて…歯が立たなかった日本勢

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2015/6/27 6:30
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確かに屈指の難コースだった。だが、そんな中でも世界トップクラスの選手は結果を残した。最終日に松山と同組だったアダム・スコット(オーストラリア)はボギーなしの6バーディーをマーク、通算3アンダーで4位に食い込んだ。世界ランキング1位のロリー・マキロイ(英国)も最終日に6バーディー(2ボギー)を奪い、一時は上位争いに加わってギャラリーを沸かせた。

最終日が4日間で最も距離の短いセッティングになったのは、バーディーの奪い合いによるスリリングな展開を期待した米国ゴルフ協会の思惑だったかもしれないが、世界レベルの選手はそこでしっかりと結果を出してみせるのだ。

決勝ラウンドに残った松山は、「見せ場」が用意されたような最終日もパープレーに終わり、通算3オーバー。4日間を通じて一度もアンダーパーを出せなかった。長短のパットを要所で決めたスコットの姿を目の前で見て、感じるものがあったはずだ。そこで生じた悔しさが、さらに成長するうえで大事な宝になるだろう。

日本選手、積極的に海外へ出るべし

今大会で浮かび上がったのは、日本プロゴルフ界の層の薄さだ。多くの日本選手が積極的に海外のツアーに出て、「やってみて砕けた経験」でしか得られないものを何度も実感し、それを克服したときにメジャーでの優勝争いに加われる選手が生まれるのではないか。

練習ラウンドでは、日本のメディアから日本選手に向けて「慣れない芝の感想は?」「グリーンはきれいとはいえないが、どう思う?」といった質問が相次いだ。それに対し、藤田は「確かにグリーンはきれいじゃないが、こういうのが世界のスタンダードですから」ときっぱり言った。

自戒を込めつつ思う。伝える側からして、日本のコースが普通といった緩い前提に立つ「ガラパゴス」状態であり続けていては、藤田のいう「日本のゴルフ文化」は今後も容易には変わらないのかもしれない。

(奈良部光則)

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