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全米オープン、タフすぎて…歯が立たなかった日本勢

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2015/6/27 6:30
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「地面は硬いし、芝は違うし、(フェアウエーやグリーンの)アンジュレーションもきつい。こんなコースは日本にはない。誰か造ってもらえませんでしょうか」と笑ったうえで、こう続けた。「でも、もしこんなコースを造っても、お客さんは来ないでしょう。日本はそういう(ゴルフの)文化ですから」

雑草ひとつなく整備し尽くされたグリーン、真っ平らのティーグラウンドから気持ちよく打てるコース。それが日本ツアーのスタンダードだ。しかし、世界標準は別の次元をいく。わけても「世界一難しいセッティング」を自負する全米オープンである。今大会の舞台となったチェンバーズベイGCは、難しさの度合いにおいて日本のコース設定とはかけ離れていた。

前を向く石川「出場に意味がある」

それを大会前、「頭を使うから楽しい。大会じゃなくて、個人的にコースを回ってみたい」と話していたのは川村。欧州やアジアのツアーで積極的に戦い、岡山県で行われた日本地区最終予選を2位通過した、伸び盛りの21歳(全米オープン時点)だ。芝質の違いや気候、食事など、日本と異なる環境への対応力はそこそこ備えているはずだったが、2日目に2バーディー、9ボギーの77と崩れ、決勝ラウンドへの進出はならず。「最後はコースの難しさにやられた感じだった」と実力不足を正直に認めた。

石川はスイングに悩み、力を発揮できずじまい。日本からの出場選手枠が急きょ増え、大会間近になって出場権を手にした薗田も、初日の78が響いて予選突破ラインから大きく沈んだ。

米国で行われた予選会で今大会の出場権を勝ち取った石川は、予選落ちの悔しさをにじませつつも前を向いた。「(米国での)最終予選会を通って出場したことに意味があると思う。予選落ちしても、大会に出たのか出なかったのかでは全然違う。こういうセッティングを毎年、コンスタントに経験することは、プロゴルファーにとってすごいモチベーションになる」

今季、米ツアーで苦戦が続く石川だが、これほどの思いを、日本の中にとどまって戦っている選手がどれほど切実に感じているだろうか。

世界トップ、屈指の難しさでも結果

藤田の言葉が印象的だった。「スピースら同世代の選手に刺激を受けて、世界レベルというものを日本の若い選手には感じてほしい。挑戦もせずに自分はダメだ、という人がいるけれど、やってみて砕けた経験の方がずっと大事。日本ツアーに外国勢が招待選手で来て、『バケモノみたいにすごい』と言って終わり、では意味がない」

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